百姓一揆と打ちこわしの違いってなに?意味は?

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前回まで、百姓一揆について見てきたね。

代表越訴型一揆と惣百姓一揆、少数でやるか村・藩の百姓全体でやるかといった規模の大きさに違いはあれど、「正当な手段ではなく」「力ずくで」越訴を行った点は一緒だったね。

 

ところで、日本史を勉強していると一揆以外にも様々な暴動(?)のようなものが起こっている。

打ちこわしや米騒動、村方騒動・・・。

 

何が何だかごっちゃになってしまうよね。

 

だから、ひとつずつ確実に覚えていこう。

 

今日は、「打ちこわし」について見ていくよ。

 

打ちこわしは基本的に「単なる暴動」!?目的が違う!

 

なんとなく打ちこわしも百姓一揆もちょっと聞いただけだと「なーんか農民が暴れてんなぁ」と思いがち。

しかし実際は、打ちこわしと百姓一揆は別物。

 

打ちこわしが百姓一揆と根本的に違う点がいくつかある。

 

それは、「目的」。

百姓一揆は、「年貢を減らしてほしい」「役人の不正を処罰してほしい」といったもの。

幕府や将軍に直接訴えて、これを是正させようとしたものだったね。

 

一方打ちこわしは、「米の価格を引き下げるため」に行われた。

飢饉などで米不足になると、金を持っている商人たちは自分の食事を確保するため町にある米を買い占めてしまう。

そのせいで市場に出回る米の量が減り、価格が非常に高くなってしまう。

 

「米の値段が高いのは商人たちが買い占めたからだ!」と憤った都市部の人々が、商人たちの屋敷を叩き壊して抗議したのが、打ちこわし。

ここから分かるように、打ちこわしは幕府や将軍に対して物申すために行われたものじゃないんだ。

 

ちなみに、米を買い占めていた金融業者や名主なんかもついでに打ちこわしのターゲットになった。

 

これが、百姓一揆との一番の違い。

 

 

また、打ちこわしは都市部で起こったもので、百姓一揆は農村部で起こったもの、という点でも違いがあるよ。

まとめ

打ちこわしは、百姓一揆に比べて単純な「暴動」の側面が強かった。

ごくまれに、百姓一揆に打ちこわしが同調して「年貢を減らしてほしい」「役人が不正している」ということを伝えるべく打ちこわしが行われることがあったけど、本当にまれなケースでほとんどが米に関する暴動だった。

 

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