奈良時代

奈良時代の天平文化の特徴とは?簡単にわかりやすく。

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奈良時代の日本文化は、唐の影響をモロに受けた。

と言うより、日本側が積極的に唐の文化を取り入れようとしていた。

 

遣唐使で得た唐のさまざまな文化を日本に持ち込んだもの、それが天平文化だ。貴族達の集まる都(=奈良の平城京)を中心に展開した。

特に仏教に関係する文化財がたくさん作られた時期でもある。

 

お寺や大仏なんかがその代表例だ。

 

また、(ウソの記載も多いものの)日本の古代の歴史を知る上では欠かせない『日本書紀』を初めとして、いろいろな歴史書が誕生した。

和歌の分野では『万葉集』が作られたりね。

 

今回は、そんな天平文化についてざっくり見ていこうと思う。

天平文化期のまとめ

 

天平文化期の特徴は、総じて「貴族的」だとか「国際的」だとか言われる。

 

というのも天平文化の根本には、遣唐使によって持ち込まれた「唐文化」があるから。

唐の文化の影響を非常に強く受けているので、きらびやかで異国風に仕上がっているというわけ。

 

加えて、仏教色が強いのも特徴的だね。

この時期は「仏教によって国を治める(鎮護国家)」の思想が広まっていたから、当然仏教関連の文化財(大仏とかお寺とか)が多数作られている。

 

 

和歌・詩

 

天平文化期に作られた和歌集に『万葉集』がある。

これは超有名な和歌集だしみんな知ってるよね。

 

日本最古の和歌集で、大伴家持おおとものやかもちによってまとめられたとされている。

 

小倉百人一首に収録されている和歌も多く、とても優秀な歌人が多い事でも知られているね。

代表的な人を挙げると、柿本人麻呂かきのもとのひとまろ山部赤人やまべのあかひと山上憶良やまのうえのおくら額田王ぬかたのきみとか。編纂へんさん者である家持自身も優秀な歌人だったと言われているね。

 

万葉集の歌は総じて「ますらをぶり」であると言われている。

「ますらをぶり」を一言で言うと“勇ましい男のような”という意味で、おおらかで素朴な歌風を表してる。

 

 

漢詩の分野では、懐風藻かいふうそうと言われる漢詩集が作られた。

これまた日本最古の漢詩集。藤原不比等などの漢詩も収められている。

 

歴史書

 

冒頭でも書いたように、天平文化期には現在の研究でも貴重な資料である、様々な「歴史書」が作られた。

 

日本最古の歴史書と呼ばれる古事記こじきが天平文化期初期に登場。

 

『古事記』は、天平文化期よりもっと前に存在した歴史書(『帝紀』、『旧辞』)の内容を、

とんでもない記憶力を持った稗田阿礼ひえだのあれという人が全部暗唱して、それを太安万侶おおのやすまろという人が文字に起こして作られた・・・らしい。

 

とまあ作られ方がこんな感じなんで、内容についてはウソの部分や盛ってる部分も多々ある。

 

・・・だけど、『古事記』に書かれている内容は日本神話(イザナギとイザナミが日本をつくった、というアレ)の元になっていたり、当時の宗教観みたいなものが反映されていたりして、

当時の人々の思想とかをうかがい知るのには、うってつけの歴史書でもある。

 

その後、天平文化期には6つの代表的な歴史書が作られた。

これは“六国史”と呼ばれていて、

 

  1. 日本書紀
  2. 続日本紀
  3. 日本後紀
  4. 続日本後紀
  5. 日本文徳天皇実録
  6. 日本三大実録

 

の事を指す。

『日本書紀』はこれまでにもたびたび登場してるよね。

 

『古事記』と違って、『日本書紀』は国が公式にまとめた歴史書(正史)で、正史の中では最古のもの。

フェイクも多いけど、それを補って余りある史料として評価されている。

 

建築と大仏

仏教に傾倒していた聖武天皇は、東大寺を中心に全国各地に国分寺を作り始めた・・・ってことは前に説明したよね。

(これ→https://jahistory.com/syoumu-tennou/

 

この時作られた東大寺法華堂は現存する数少ない奈良時代の建築物ということで重視されており、国宝にも指定されている。

http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance5.html

この東大寺法華堂の中にある、不空羂索観音立像ふくうけんじゃくかんのんりつぞうは天平文化期を代表する仏像とも言われているほど。

 

https://xn----kx8am9ow8cv7f5tnxma.jinja-tera-gosyuin-meguri.com/category/%E5%A5%88%E8%89%AF-%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%AF%BA%E3%83%BB%E3%80%8C%E4%B9%BE%E6%BC%86-%E4%B8%8D%E7%A9%BA%E7%BE%82%E7%B4%A2%E8%A6%B3%E9%9F%B3%E7%AB%8B%E5%83%8F%EF%BC%88%E6%B3%95%E8%8F%AF%E5%A0%82%E3%83%BB

 

 

あと東大寺の仏像と言えば、なんと言っても“奈良の大仏”でお馴染みの東大寺盧舎那仏像るしゃなぶつぞうがあるね。

http://takaoka.zening.info/Nara/Nara/Todaiji_Temple/Daibutsuden_Hall_Rushanabutsu.htm

 

実際に修学旅行なんかで見たことある人は分かると思うけど、すごく大きいんだよね、この盧舎那仏像。

(高さ約15メートル。)

 

型に銅を流し込み、その上から金と水銀の合金で金メッキみたいにして作られたこの大仏は、今作ろうとすると4600億円くらいするらしい・・・。

 

 

東大寺以外のお寺だと、鑑真がんじんという僧が作った唐招提寺とうしょうだいじが特に有名だ。

唐招提寺の金堂(そのお寺で一番メインの仏像を配置するための建物)は天平文化期のきらびやかさを代表する建物として説明されている。

 

http://www.toshodaiji.jp/about_kondoh.html

 

 

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