尊号一件を分かりやすく解説!朝廷と幕府が険悪ムードに!?

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今回も、松平定信がらみの問題について見ていくよ。

 

その名も「尊号一件」

この話、朝廷がらみでわかりにくいところだから、できる限り簡単に説明していくよ!

 

「尊号」が発端

 

まずはこの尊号一件の始まりについて。

松平定信が政治の実権を握っていた当時、天皇だったのは光格天皇という天皇。

 

この光格天皇のお父さんにあたる典仁親王には、「天皇」という称号がついていなかった。

 

この「天皇」とか「上皇」、「皇后」「皇太后」のような、尊敬される皇族につけられる称号を尊号というんだ。

「親王」だと、当時の身分的には家臣より格が下という扱いになってしまうから、これは良くないと光格天皇は思ったわけだ。

 

これが、事件に発展していく。

 

定信「気分で尊号を与えたりするんじゃありません!」

 

光格天皇は、自分個人で「お父さんに尊号をあげたい!」と幕府に言っても、どうせ「勝手は許さん!」とか言ってくると分かっていた。

 

だからあらかじめ朝廷の偉い人たちをみんな集めて、多数決を採った。

その結果大多数が賛成だったので、この結果をもって幕府に「尊号あげたい!」と伝えた。

 

しかしこれを松平定信は完全に拒否。

 

幕府としては朝廷側に勝手にいろいろやられたくなかった。もし朝廷の権威が復活したりされてしまったら幕府を脅かす存在になってしまうからね。

 

幕府は、武家伝奏ら朝廷の役員たちを処分した。

 

これを契機に松平定信と朝廷側は超険悪なムードに。

 

まとめ

結局、この問題は尊号を与えない方向で収束した。

 

でも、世間の間ではひそかに朝廷の息がかかった人が「朝廷は将軍の目の前で堂々と抗議をしたんだぜ!」という小説を書いたりしていた。

そのため庶民は「あれ?将軍ってあんますごくないの?」という考えが生まれるようになった。

 

これが、のちの討幕運動の伏線の一つにもなっていたんだ。

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