この記事では即位の礼について解説するよ。
新天皇の即位(そくい)の礼は令和元年10月22日に決まったわけだけど、国民の祝日になったわけだ。
中高生は祝日が1日増えてラッキーという気持ちだろうね。
今回の即位の礼は平成の時の即位の礼と比べて、参加国も増えたし参加人数も増えたらしいんだ。
この記事では即位の礼ってそもそも何?という事について解説するよ。
即位の礼とは?
日本の天皇が即位したことを国の内外に示す儀式
即位の礼は5つあるんだけど、今回10月22日に行われるのは即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)というもの・
即位礼正殿の儀ってのは「新天皇になりました!」と天皇が国内外に示す最高の皇室儀礼の事なんだ。
即位礼正殿の儀が終わった後には、五穀豊穣を感謝して継続を祈る大嘗祭も行われるんだよ。
まさに伝統って感じでかっこよいよね。
即位の礼自体がちゃんとスタートしたのは平安時代の事で、
それまでは行為の継承の儀式と即位の儀式を一緒にやってたの。
令和元年がスタートした時に、天皇陛下の承継の儀ってのをやってたでしょ?三種の神器を受け継ぐ儀式だよね。
それと即位の礼は一緒にやっていたんだけど、平安時代以降から別々にやるようになったのね。
平安時代から江戸時代まで即位の礼は行われたんだ。
1889年に大日本帝国憲法が発布されて主権は天皇にあったよね。
天皇大権と呼ばれるあらゆる権利が介入できない天皇の権利があったから、即位の礼も皇室典範で細かく規定されていたんだ。
皇室典範は天皇のルールみたいなものね。
天皇大権に関しては『天皇大権とは?わかりやすく解説。統帥権の独立についても。』の記事を読んでね。
しかし、日本が1945年に戦争に負けちゃってさ。
1947年に古い皇室典範が廃止になって、新しい皇室典範が出来た時に即位の礼については特段規定されなかったんだ。
即位の礼に関する具体的な事は決められていないから、大嘗祭ってどうやってる??
みたいなのも細かく決まっているわけではないんだよね。
って、言っても1945年に戦争終わってから、平成に変わった時と令和になった時で今回で2回目だからね、即位の礼はさ。
即位の礼はもちろん国費から出されるんだけど、
戦後になって議論が自由になってからは、「日本って政教分離でしょ?国費で即位の礼やるのおかしくない?」
という訴訟なんかも起きてるんだ。政教分離ってのは政治と宗教は分離しましょうって考え。
ほら、天皇の儀式って神道だからさ。
2018年には退位の礼や即位の礼が実施されるってのが決まってたから原告241名が東京地裁に提訴しているね。
世の中には天皇制廃止を願っている人達もいるわけだから、不思議ではないね。
前回の平成になる時の即位礼正殿の儀はNHKの視聴率が300%超えてたらしいから、今回もどうなるんだろうね。
参加国や参加人数
即位の礼の即位礼正殿の儀は「天皇になりましたよ!」と国内外に知らせるための儀式と伝えたけども
参加国は160か国以上なんだ。
日本に外国の大使館がいっぱいあるよね?その大使館で働く人達を参列者として招待していて
今回は600人以上が参加する見通しとなっているんだ。
前回は474人が参加したらしいから、それよりも多い人達の参加が予想されているね。
また前回の参加国は160か国だったんだけど、ドイツやブラジル、インドなどの国が参加しているよ。
平成の時の即位礼正殿の儀は当時まだソ連があったから、
政府が招待状を送ったのは165か国だったんだ。
そんな中160か国が参加してるってすごいよね。やはり王室ってのは政治とは別格でさ。
特に天皇ってのは王室の中でも血筋が途絶えずに最も長く続いているから世界中でも権威性はあるんだよね。王室の中でも。
今回は、195か国以上に招待状を送っているから、どれだけの国が参加するんだろうね。
94カ国と国連、欧州連合(EU)に招待状を送り、半数以上から出席の返事を得たらしいけど、具体的な内容はまだ発表になってないよ。
即位の礼にともない、犯罪を消滅させたり軽減させる恩赦が行われます。
恩赦に関しては以下の記事をご覧ください。