昭和時代

GHQの行ったプレスコード(言論統制)とは?簡単にわかりやすく。WGIPとの関係も

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GHQの行った占領政策その3。

 

庶民にとってはとても大きな影響を及ぼした政策。そう、言論統制だ。

 

これは、占領時代のアメリカ兵による犯罪を助長(手助け)してしまう副作用も出てしまったりして、何かとよろしくない影響が出ちゃったんだ。

 

詳しく見ていこう。

プレスコードってなんだ?

 

プレスコードは英語で書くと“Press Code”。

その名の通り「報道機関の統制」という意味を持つ。

 

まあ大きく言えば日本全体への言論統制をおこなったわけだね、GHQは。

 

目的は何なのかというと、一番は「原爆を落としたアメリカへの反米感情が高まるのを防ぐ」ため。

学校でも学ぶし、このブログにも書いてきたけど、広島・長崎に落とされた原子爆弾は一瞬で何十万もの人を殺してしまう恐ろしい兵器だよね。

 

ただ当時の一般庶民には、広島と長崎に落とされた爆弾は「特殊な爆弾」ってくらいの知識しか広まってなかった。

もし敗戦間もない状態で「十万人以上を一瞬で殺してしまう残虐な爆弾をアメリカが落とした!」と広まったら、「アメリカ絶対許さねえ!」となってまた抵抗する可能性ももちろんある。

 

だからGHQは原爆関連の書籍や新聞記事などを発禁処分にした。

 

検閲や盗聴も・・・

 

さらに、検閲が行われた。

検閲ってのは、GHQが定めた「発行していいもの」の基準に反しているものがないかチェックして、ダメなものは黒塗りにしたり発禁にしたりして排除すること。

 

この基準は全部で30あるんだけど、これをざっくりまとめると

  • GHQや連合軍側への批判
  • 占領軍の犯罪批判
  • 戦争を認めるような記事

だいたいこんな感じ。

 

占領軍の犯罪(主に殺人や、女性への性的暴行)が報道できなかったのはかなり痛手で、実際それをいいことに占領軍による日本人女性への性的暴行事件がめちゃくちゃ多かった。

 

おまけに、一般人が書いた手紙も開封されて検閲されたり、電話を盗聴されたりもしていたらしい。

 

GHQ側は占領軍の酷い犯罪は隠しつつ、一方で日本には「お前らは戦争を始めた悪い国なんだ」という情報操作をしていたんだね。

まあでも、日本は敗戦国・アメリカは勝戦国という関係だから、こうなってしまうのは(絶対ダメだしあってはならないことだけど)よくある流れだ。

 

戦争がいったん終結しても、勝った国・負けた国がある時点で負けた方は好き放題されてしまう。ホント戦争なんてやるもんじゃないよね・・・。

 

ウォーギルトインフォメーションプログラムとの関係

 

プレスコードに始まる言論統制は、この記事(https://jahistory.com/ghq-makaa-sa/)でちょっと書いた「ウォーギルトインフォメーションプログラム(略:WGIP)」という計画とけっこう関わりが深い。

 

WGIPは、「日本は戦争を起こした悪だ!」という意識を国民全体に刷り込むことで、二度と戦争をしようと思わせないようにするための計画だったよね。

 

その一環として言論統制が行われたんだ。

 

学者の中には、今でも日本人の根底に「戦争を起こした悪」というイメージが植え付けられていて、その原因はWGIPだと考えている人もいる。

それだけこの計画は影響があった、ともいえるのかもね。

 

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