前回は、織豊政権について見てきたね。
戦乱の時代がある程度終息し、江戸時代の社会システムの原型が構築され始めたんだよね。
今回からは織豊政権の「織」、つまり織田信長について見ていくよ。
織田信長の人物像
織田信長は、破天荒っちゃ破天荒だったんだけど、ゲームやアニメのイメージとはちょっと違う。
戦国B〇SARAなんかだと冷酷・残虐・圧倒的力みたいな描写だよね・・・。
実際はそこまで恐ろしい人ではなかったという。
その例を一つ。
若いころの信長は、確かにグレていた。
父親の葬式で焼香の粉を仏前に投げつけるというヤバイことをやっている。
他にも、家族から「高貴な遊びやお勉強をしなさい」と言われていたのをガン無視して馬に乗ったり武道に励んだりした。
どうも母親が信長の弟を溺愛していて、信長はあんまり愛されていなかったからグレたともいわれているんだ。
なんか現代でもある話だよね。
こうしたグレ信長を見ていられなかった教育係・平手政秀は切腹することで信長を正しい道へ引き戻そうとする。
これを機に信長は改心して、しっかりと自立するようになる。
まとめ
信長は教育係であった政秀の死を悲しみ、政秀寺をつくって政秀の霊を祀るなど優しい心の持ち主でもあったんだ。