「ついでに」してしまうことってよくあるよね。
友だちに怒ったときついでにいままでの恨みを言ってしまう。
先生に質問しにいったときについでにプライベートなことを聞いてしまう。
怒ったり、質問しに行くまでは大変だけど、それをしてしまえばあとは簡単。
いろんなことをいったり、聞いたりできるよね。
二十一カ条の要求もそんな感じ。
日本は本音の要求をしたついでにうだうだと色んな要求をしたんだ。
だから日本の本音がぼやけてしまう。
今回はその「うだうだ」を省いて、「本音」を中心に書いてゆくよ!!
青島とドイツ領南洋諸島の占領
第一次世界大戦に連合国として参戦した日本だったけれど、
本当の目的はドイツの中国にある植民地を奪ってしまうこと!
宣戦布告してしまえば、どうどうと奪ってしまえるからね。
そこで日本は山東省(さんとうしょう)に攻め入ったよ!
ここには青島(ちんたお)というドイツの大切な港があったんだ。
それに加えて日本が攻撃したのは、
ドイツ領南洋諸島(どいつりょうなんようしょとう)!!
そして見事に
青島(ちんたお)と
ドイツ領南洋諸島(どいつりょうなんようしょとう)
を占領してしまうんだ!
二十一カ条の要求をわかりやすく!理由と内容は?
でも占領したとしても、青島(ちんたお)とドイツ領南洋諸島(どいつりょうなんようしょとう)を戦後に日本のものにできない場合があるんだ。
それは、中国が勝った場合。
念のため確認しておくと、
三国同盟がドイツ、オーストリア、イタリア
三国協商がロシア、フランス、イギリス
ね!
そんでもって三国協商の側について戦ったのが連合国だったね(ここで詳しくやったよ)!
日本は連合国としてドイツに宣戦布告をしてドイツ領を奪ったんだ。
でも、もし中国が連合国となり、三国協商側が勝利したら、「みんなでドイツをやっつけたぞ!ドイツが占領してた場所はもとの国に戻そう!」となるかもしれない。
さらにもし中国が三国同盟側について三国同盟が勝利したら、いくら日本が奪ったとはいえ、「敗戦国だから、第一次大戦中に奪った場所は中国に返してください」と言われるかもしれない。
そこで日本は中国がどちらの側についても、「ドイツから奪った領土は俺のモノだからな!」っていう約束を予め中国に結ばせたんだ。
それが
二十一カ条の要求(にじゅういちかじょうのようきゅう)!!!!
このような理由で二十一カ条の要求がなされたんだ。
そんでもって、二十一カ条の要求の内容は予想できるかもしれないけど、
ちょーわかりやすく一言で言えば、
「戦争が終わったら、俺はドイツと約束するから、お前はその約束に口出せないからな!」
というもの。
中国の領土を中国抜きにドイツと日本だけで決めようとしたんだ。
二十一か条の要求の内容をもっと詳しく知りたい場合は以下の記事も見てね。