日中戦争の様子や背景をわかりやすく。日中戦争に勝敗はついたの?

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さて、これまでの記事で日中戦争へ突入してしまった経緯と日本の様子については確認してきた。(知らない人はこのへんhttps://jahistory.com/hirota-kouki-naikaku/からチェックだ!)

 

ではいよいよ泥沼の日中戦争について詳しく見ていこう。

1937年に始まって以来ずるずる長引き、結局太平洋戦争に突入して日本が降伏する1945年まで、実に8年近く続く戦争になる。

 

まず最初に、タイトルにもある「日中戦争に勝敗はついたの?」という問いかけの答え。

明確な勝敗は「ついた」。日本の敗戦だ。

 

だけど、この敗戦は「中国に攻め込まれて日本が降伏した」という単純な話ではないんだ。

日本にとって痛手の第二次国共合作

 

まず日中戦争に入るまえの準備知識。

 

日中戦争が始まった当初、日本はというと「この戦闘はまあすぐに終わるだろ」と考えていた。

なぜかっていうと、日本は満州事変でうまいこと中国の土地を占領できたんで、中国側の抵抗は大したことないと思いきっていたんだ。

 

ところが今回は日本側の思惑通りにはならなかった。

 

盧溝橋事件が起きるちょっと前に、当時中国国内で対立していた中国共産党と国民党が「争いをやめて共に日本と戦う!」と宣言した(させた)西安事件という事件が発生。(共産党側の張学良が国民党の蒋介石を監禁して説得したってやつだ)

 

この影響で国民党と共産党が近づき、盧溝橋事件の後には「国民党と共産党は協力して徹底的に日本に抗戦するぜ!」と宣言するまでに至る。これを第二次国共合作というよ。

 

中国内で勢力争いが起きてるから力が分散していて、攻めても大して抗戦できないだろと考えていた日本からすれば、結構この国共合作は痛手だった。

盧溝橋事件が北支事変へ・・・

 

日中戦争の発端は、これまでにも詳しくやってきた「盧溝橋事件」だ。

日本と中国がにらみ合っていたある日、中国側から発砲があったということで戦闘が始まってしまう。

 

盧溝橋事件で火が付いた日中両軍は盧溝橋だけにとどまらず、華北全体を巻き込んだ日本と中国の間で戦闘に発展してしまう。

これが北支事変と呼ばれる戦闘だ。

 

この北支事変については、始まって4日後にいったん停戦の話がまとまったんだけど、ここからが問題だった。

中国から日本への激しい攻撃

 

「日本への徹底抗戦」を明言した中国共産党&国民党は、不意打ち作戦を立て続けに行った。

次第に日中両軍の衝突が激化していく中、非常にむごい事件が発生する。

 

それが通州事件というもの。

中国の通州というところに住んでいた日本の民間人とその守備隊を、中国軍が攻撃して虐殺した事件だった。

 

とくに民間人への虐殺はひどいもので・・・。ここに記すのをためらうくらいに。

人間のカタチを保っていない状態の遺体が散乱していたり、女性に対する最悪な行為があったり・・・。人はここまで恐ろしくなれるのか・・・。

 

こういった事件もあって、日本軍側は「中国に和平の意思もなんもあったもんじゃない!」と怒ってさらに戦闘が激化していく。

日本は華北だけにとどまらず、華中(上海や南京など)に攻撃を仕掛け、これらを占領してしまう。

 

ここらあたりで、日本では「北支事変」という名前から「支那事変」と呼ばれるようになった。

南京にいた国民政府軍は日本軍の猛攻を受けてやむなく撤退、重慶という都市に拠点を移して戦争を継続することになる。

 

そして、日本はこの南京占領の際、南京事件という虐殺を行った(とされている)。

なんで(とされている)と書いたかというと、「本当に民間人への虐殺があったのか」とか「犠牲者の数」だとかの決定的証拠がなくて、未だ論争が巻き起こっているから。

 

今のところ、軍による組織的な「大虐殺」ではなくて、ごく一部の日本兵が民間人を殺したり、辱めたりしたという「犯罪」はあったとされている。

以前から言われている「何万人もの民間人が虐殺された」という話については疑問視されているってのが現状。

 

一方で日本軍が民間人に紛れて逃げようとした中国兵を殺害したことはわかっていて、これは今現在も議論されている。

 

 

ちなみにこういった話を学ぶ際の注意点としてちょっとお節介を。

この南京事件のような証拠がない戦時中の事件を見て、「証拠がないんだから日本は全く悪くない!」とか思うのは良くないし、逆に「日本は南京で大虐殺したんだ・・・最低だ」と決めつけるのも良くない。

 

現状どちらの可能性もありうることだからね。

 

今後の研究ではっきりした答えが出れば別だけど、今は両極端の考え方はせずフラットな立場で学習するようにすると、偏りのない知識が得られるようになるよ。

ぜひ、実践してみてほしい。

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