朝鮮は一貫して鎖国の態度を取っていたよ。
新政府にとっては朝鮮を武力で開国させようぜ!なんて意見も盛り上がっていたわけだから、先の江華島事件ってのは絶好のチャンスだったわけ。
「(欧米列強に)やられたら、(中国・朝鮮には勝てそうだから)やり返す!倍返しだ!!」
って思われても不思議ではないね。
日朝修好条規の内容
大学受験の日本史組には覚えておいてほしい日朝修好条規の項目だけ記載しておくよ。
1、朝鮮は「自主の国」だから清国との宗属関係はナシね
2、互いの国に行使を駐在させようね
3、釜山・仁川・元山を開港ね(ぷさん・じんせん・げんさん)
4、日本の領事裁判権を認めてね。
5、輸出入品の関税は無税ね!
この5つくらいは覚えておいた方がいいね!
日本は欧米列強に不平等条約を結ばされた経験をもとに、朝鮮に対して不平等となる条約を結ばせたわけだね。
朝鮮は鎖国を貫いていたから、国際法に詳しい人も全然いなかったようだし、日本の良いように条約を結んだわけだね。
日本の代表:黒田清隆・井上馨
実は朝鮮も以前の日本と同じよな考えが根付いていってさ。
ちょっと日本の場合を思い出してみよう。最初は攘夷運動が中心だったわけだけども、薩摩も長州も外国と戦うことによって攘夷よりも開国の方がいいんじゃね?と気が変わっていったわけだよね。
実は朝鮮もそれまで鎖国攘夷の立場を取っていたけど、この江華島事件を通して、徐々に開国の気運ってのも高まっていったんだよ。
日清修好条規が1871年
日朝修好条規が1876年
5年間の間があるのも覚えておいてよ。