室町時代

室町文化をまとめて分かりやすく!茶の湯や生け花の原点!?

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室町時代の文化を大きく分けると、全部で3段階ある。

 

具体的に言うと、

  • 南北朝文化
  • 北山文化
  • 東山文化

の3つ。

 

「なんで室町文化だけで3つもあんだよ、めんどくせぇ~・・・」とか思うかもしれないけど、まあそう言わずに!(笑)

案外分けて見てった方が分かりやすいから。

 

それぞれの文化を代表する物については次回以降詳しくやるとして、

今回はそれぞれの文化の特徴をざっくり確認していこうと思う。

南北朝文化の特徴

 

南北朝文化は、足利尊氏たかうじ&光明天皇の持明院統じみょういんとう(北朝)と、後醍醐天皇の大覚寺統だいかくじとう(南朝)による騒乱の中にあった文化のこと。

 

天皇家が分裂して、両方からかわるがわる天皇が出る(両統迭立りょうとうてつりつ)という謎の状況や、お互いがいがみ合っている緊張感からか、

当時の人々は「今の時代は歴史の転換点なのでは?」と考えるようになった。

 

そのため、歴史書や軍記物語が数多く現れる事になった。

 

歴史書として有名なものでは、『増鏡』や『神皇正統記じんのうしょうとうきなど。

軍記物語では、『太平記』や『梅松論ばいしょうろんなどが登場した。

 

 

また、南北朝の対立という異常状態・混乱状態の影響で、武士や民衆たちの間では

「身分なんてくそくらえ、今の世は力がモノを言うんだ!天皇だの貴族だの、伝統なんかしったこっちゃねぇ!」という風潮に。

 

その結果、豪華で贅沢、きらびやかなものが好まれるようになった。(この風潮をバサラと言う。)

バサラの世の中では、闘茶(利き茶的な競技。賭けとかも行われたそうな)や茶寄合(掛け軸や生け花等を贅沢な品を飾りながら、闘茶などで飲み食いする)といった文化が隆盛を迎えた。

 

南北朝時代は、官民ともに荒ぶってる時代だったんだね。

 

北山文化

北山文化は、南北朝が足利義満よしみつによって統一されて室町幕府が確立したころの文化。

義満が建てた鹿苑寺ろくおんじ(金閣)が北山殿と言われていたことから北山文化と呼ばれる。

 

南北朝時代の文化が「伝統をぶっ壊す!」系の風潮だったのに対し、北山文化では「これまで続いてきた公家(貴族)文化と、鎌倉以降発展してきた武家文化の融合」がみられるようになった。

 

加えて、

鎌倉時代末期~室町時代にかけて「禅」を行う仏教の宗派「臨済宗」が大きく発展し、これも北山文化に影響を及ぼした。

その影響で京都五山・鎌倉五山といった臨済宗のお寺が多数誕生した。

 

 

その象徴ともいえるのがやっぱり鹿苑寺の金閣で、北山文化の特色である「公家文化と武家文化の融合」「禅宗の影響」がギュッと凝縮されている。

 

金閣では、一階部分は貴族的な寝殿造、二階部分は武士の一般的な住まいになっていて、三階部分は当時の流行である禅宗様(寺院的な建築)で構成されている。

 

このほか、伝統芸能である「能」も、観阿弥・世阿弥親子によって北山文化で大成した。

 

 

東山文化

 

東山文化は応仁の乱後に、足利義政が展開させた文化。

東山文化は北山文化の要素(公家・武家文化の融合)を踏襲とうしゅうしつつも、禅の要素がとても大きい文化でもある。

 

義政は政治的にはかなり残念な人扱いだけど、文化的にはものすごく大きな貢献をした人として知られる。

 

義政は慈照寺じしょうじ(銀閣)を建設した。

銀閣は一階部分が住宅のような書院造しょいんづくり、二階部分が禅宗様となっていて、金閣を踏襲しながらも“質素さ”が目立つ。

 

実はこの“質素さ”ってのが東山文化の一番大きな特徴なんだ。

禅の要素を色濃く受けた文化だからね。

 

その例として、侘茶わびちゃや華道(生け花)・水墨画などの質素さ・簡素さを美とするものが生まれていった。

あと、義政は大和絵師や能楽師たちを慈照寺(銀閣)に呼び寄せて支援したこともあって、のちに大和絵や芸能の分野が大きく発展することにもなる。

 

室町文化全体を通して発展した文化

 

最後に、室町文化(南北朝文化、北山文化、東山文化)全体を通して発展してきた、庶民文芸についても触れておくね。

 

まずは連歌れんが

和歌の上の句である「五七五」と下の句の「七七」を、複数の人で代わりばんこに詠んで繋げていくというもの。

菟玖波つくば集』や『新撰菟玖波しんせんつくば集』、『犬菟玖波いぬつくば集』といった、これまで無かった“連歌集”も作られ始める。

 

 

あと「狂言」が発展したのも室町文化期。

 

ちなみに「能」と「狂言」、あまりなじみのない人(僕もその一人)からすると“伝統芸能”としてひとくくりに考えちゃうけど、

実は「能」と「狂言」って少し違っていて。

 

凄く分かりやすくてしっくりくる表現をしているサイトがあったので、これをちょっと引用させていただくと、

は神話や歴史上の話を題材にしたミュージカルやオペラで、狂言は日常生活にある話をコミカルに演ずるコントやコメディ

https://watsunagi.jp/entertainment/352/

とのこと。

 

狂言の方が庶民的な芸能ということだね。

 

このほか、盆踊りとかも室町時代に発展した文化。

凄く歴史ある文化だったんだね、盆踊りって。

 

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