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持株会社とは?財閥との関係は?簡単にわかりやすく。

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近代の歴史に入ると、やれ財閥だの、やれ持株会社だのと普段なかなか耳にしない言葉がたくさん登場するよね。

これがめんどくさくて、歴史の勉強なげちゃう人もいると思うんだ。

 

でもね、しっかり整理すればそこまで難しくはないから、是非今回の記事で確認してほしい。

今回は「持株会社ってなんなのか」について詳しく見ていくよ。

持株会社って?

 

持株会社は現代にも数多く存在する。大体“ホールディングス”って名前付いてるヤツは持株会社だ。

例えば、「ANAホールディングス」とか「バンダイナムコホールディングス」とか「セブン&アイホールディングス」とかね。

 

持株会社っていうのは字の通り、「子会社の株(株式)を持ってる会社」

 

正確に言うと、持株会社は子会社の株式を50%以上(過半数)持っている会社、と言うことになる。

ま、一言で言ってしまえば持株会社による子会社の支配だ。

 

子会社の株式の過半数を持株会社が持っていると言うことは、株主総会で確実に自分の意見を通すことが出来るもんね。

 

 

持株会社は基本的に子会社の支配・統括の仕事のみを行っていて、実際の業務は子会社が行う仕組みになってる。

さっきの例を使って、「ANAホールディングス株式会社」を例にしてみようか。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/ANA%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9#/media/File:ANA_Group_Organization.svg

 

こんな感じで、「ANAホールディングス株式会社」という持株会社が、子会社として「全日本空輸」や「エアージャパン」「ANAウィングス」などを支配している。

僕らが利用する航空機の実際の運用とかは子会社が行っていて、持株会社は子会社の経営戦略を策定したり統括したりする係。

 

監督とプレイヤーみたいな関係だね。

 

持株会社になることのメリット・デメリット

 

子会社を持株会社が支配すると、どんなメリットがあるのか。

ま~色々あるんだけど、特に大きな利点として

 

  • 持株会社が経営方針や戦略を決めてくれるので、子会社は事業に集中できる
  • 事業部制に比べてリスクを回避できる
  • 子会社の事業に応じて労働条件を設定できる

 

ってとこが挙げられるかな。

一言でいえば、「何から何まで一社でやってると大変なところを、持株会社と子会社で分担すれば効率よくなるよね」ということだ。

 

 

一方でデメリットももちろんある。

例えば

 

  • 子会社同士はそれぞれ独立しているので、子会社同士で競争が起きたり連携がとりづらくなる
  • 子会社が親会社の意向ばかり伺うようになってしまう

 

などなど。

組織が大きくなっちゃうと、こういった綻びが出てくるのはまあしょうがないっちゃしょうがないけどね。

 

持株会社と財閥

 

実は「持株会社」という仕組みは、明治期~第二次世界大戦前まで財閥ざいばつという形で存在していた。

財閥は、端的に言うと“ある一族が持株会社を経営する”という経営の仕組み。

 

特に江戸時代・明治時代初期に誕生した財閥(三井・三菱・住友)は合わせて「三大財閥」「旧財閥」と呼ばれたりもする。

この三大財閥は戦前まで圧倒的な財力で持株会社を運営し、無数の子会社をもつ超巨大企業だった。

 

加えて昭和期には日産コンツェルンや日窒コンツェルンといった、旧財閥系とは異なるタイプの「新興財閥」も登場した。

戦前までは、とにかく持株会社を運営する財閥が世の中を牛耳っていた・・・と言っても過言ではなかったのね。

 

それが第二次世界大戦後の占領政策の一環で財閥解体https://jahistory.com/zaibatu-kaitai/)が行われた影響で、

持株会社を作ることが禁止され、財閥は文字通り解体されていく。

 

・・・がしかし!財閥もただされるがまま終わったわけではない。

持株会社と子会社という関係で接続するのは無理だから、かわりにグループ会社として株式持ち合いを行うようになった。

 

これまでは持株会社が子会社全ての株をもっていたけど、戦後は複数の会社同士でお互いの株を保有しあうことで財閥があった頃の結束を維持しようとしたわけだね。

現在は持株会社が再び法律的に認められるようになったんで、持株会社の形態をとる企業も増えたけどね。

 

次回以降は、この項で出てきた旧財閥や新興財閥について、詳しく見ていくよ。

 

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