明六社を最後に紹介するあたりが乙でしょ。
明六社って名前がかっこいいんだけど、明治六年に設立されたから、明六社!っていうドシンプルな理由なんだよ。
今まで、紹介した福沢諭吉、中村正直、西周、加藤弘之もこの明六社に参加していた人たちだから、今日はちょっと明六社について紹介するよ。
明六社とは?
森有礼が発議してできた団体だね。
森有礼って超かっこよくてさ、
「富国強兵のためには、まず国民一人一人を知的に向上せねばならん!」
という強い思いのため、啓蒙思想をしていったんだよ。
超、かっこよくない?
まずさ、江戸幕府の時に蕃書調所ってのがあったじゃん?
オランダの学問や欧米のことを研究するところ。それが拡充して開成所になったよ!って話も昔したよね。
この明六社に参加している、森有礼、福沢諭吉、中村正直、西周、津田真道、加藤弘之、西村茂樹の多くがこの開成所出身なのね。
開成所もそうなんだけど、大学南高・開成学校などが合体していって東京大学にできあがっているのね。
だから明六社の人々ってのは、近代日本の学問の原点にいた人たちなんだわ。
森有礼の狙いとしては、欧米で「学会」というものが開かれていて会員になった人がいろんな学問を見聞できたってのを知ってたのね。
だから日本にも似たような制度が欲しかったわけ。
そこで明六社を立ち上げていったわけね。明六社は「明六雑誌」という機関紙を発行していたよ。
これは月に3000部ほどの大きな雑誌になっていったんだけど、新聞紙条例が発布されてたったの1年程度で廃刊になっちゃったの。
ちょっとここで、思い出してほしいのね!
俺らは大学受験の日本史に備えてこの記事を呼んでいるわけでしょ。
明治六年に設立されたから、明六社。
明治六年に他に何があったっけ?そうだよね。明治六年の政変だわ。西郷隆盛らが征韓論に敗れて下野した事件だね。1873年の話だね。
これはまったく関係の無い出来事だけど受験には良く出題されやすい年号問題だから必ずチェックしておいてよ。