弥生時代の次は『古墳時代』。
この2つの時代を分ける、一番大きな違いは何かというと・・・。
“お墓”だね。
弥生時代に作られていた方形周溝墓やら支石墓、墳丘墓やらが、次第に変化・大型化していって古墳時代には「前方後円墳」という非常に特徴的な墓が出現したんだ。
しかし古墳時代の特徴は前方後円墳だけじゃない。
今回は古墳時代をざっくりまとめていくよ。
ヤマト政権の存在
古墳時代では、豪族と呼ばれる集落や地域の中で力をもった一族がいたと考えられている。
その豪族の中でもひと際大きな力を持ったものを大王(おおきみ)と呼ぶ。
この大王のうち何人かが集まって全国を統一するような政権をたちあげた。
これが、ヤマト政権。
実はヤマト政権の存在が、古墳時代を彩る「前方後円墳」と深く関係している。
前方後円墳はヤマト政権の力の証?
現在の研究では、日本の諸地域にある前方後円墳はその地域を治めていた豪族たちの墓であるとされている。
で、この前方後円墳を作る際には“ヤマト政権の許可”がなければならなかったというんだ。
つまり、ヤマト政権は豪族たちのトップだったことが分かるよね。
そんなヤマト政権の初期の墓とされる遺跡が「箸墓古墳」だ。
これについては次回以降詳しく解説するよ。