維新の三傑シリーズも今日で最終回。
大久保利通、西郷隆盛と来て、今日は最後の木戸孝允だね!なんだか、この木戸孝允ってのは、大学受験の日本史Bにおいて、維新の三傑の中では一番目立たない存在なんだよね。
西郷隆盛が自刃で大久保利通は暗殺でしょ?木戸孝允は病死だからさ・・・。でも木戸孝允も負けず劣らずすごい人だから、是非注目してよ。
木戸孝允がしたこと
出身:長州
まずね、名前がやっかいなんだわ。
志士時代は桂小五郎って名前なんだけど、幕府軍に暗殺されそうになったから、コロコロと名前を変えて、明治政府になってからは木戸孝允にしているんだよね。
俺は高校3年生の時に2人いるのかと思っちゃったよ。
まず桂小五郎はあの!吉田松陰に兵学を学んでいるよ。
この桂小五郎ってのは強運の持ち主でね。新撰組が長州藩の攘夷派を京都で襲った池田屋事件ってあったじゃん?桂小五郎も池田屋についたんだけど、早く着きすぎてさ。
新撰組が襲ってくる時には対馬藩邸に行ってから難を逃れたんだよ。
遡ること1年前。
八月十八日の政変では長州藩が追い出されてしまい、桂小五郎は虎視眈々と長州攘夷派の復活を企んでいたわけ。
その後、第二次長州征伐では幕府軍を次々と倒していき、薩摩と薩長同盟を結んでいくんだよね。
明治新政府では、忘れてはならない!五箇条のご誓文での修正を行っているよ。
そして維新の三傑とも言われるくらいだから、版籍奉還→廃藩置県を断行して明治維新の改革を行っていくよ。
岩倉使節団の副使として海外を視察するんだけど、長年の心労からか病気になってしまうの、悲しいね。
実は木戸孝允自身も大久保利通の独占政治に対して不満を持っていて、病気もあって少し政権から遠ざかっていったわけ。西南戦争の時は、西郷隆盛も大久保利通も両方のことを心配しながら、亡くなっていったそうなんだ。