さあ、今回からいよいよ安土桃山時代において中心となる「織豊政権」について見ていくよ。
織豊、というのは織田信長と豊臣秀吉から一文字ずつとってできた造語だ。
安土桃山時代は非常に短いんだけど、ここで数々の社会システムの革新が行われたんだ。
織豊政権の特徴
まさに戦乱の世の中だった室町幕府末期において、ひと際強力な戦国大名がいた。
そう、織田信長だ。
信長は京都に入り、当時の幕府であった室町幕府を事実上終了させることに成功。
その後安土城が築かれ、戦乱の影響で荒れていた京も元通り平和になった。
信長の商業を充実させる政策をはじめとした数々の施策によって、後の江戸幕府の原型のような幕藩社会ができ始める。
このまま織田信長が天下を取るのかと思いきや、寸前で明智光秀に裏切られ自刃する。
これが本能寺の変だね。
織田信長の死を聞きつけるや、急いで京に戻って明智光秀を始末。
これにて主導権を握った秀吉は大坂城を建設。
刀狩りや検地などを行って、天下を統一する。
ここから地方の各都市が復興、隆盛をしていく。
まとめ
織豊政権は、たった30年間くらいの短い間だったんだけど、ここで江戸幕府の大きな基盤ができたんだ。