治承・寿永の乱をわかりやすく!①源頼朝の台頭

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前回見た以仁王もちひとおうの挙兵”によって、治承・寿永の乱が幕を開けたんだったよね。

 

治承・寿永の乱は源氏と平氏による数々の戦闘の総称みたいなもので、平氏滅亡・鎌倉幕府樹立までの約6年間を指す。

 

この6年の間でたくさん戦いが起きて情勢も色々変わるから、わかりやすいように3部構成で行こうと思う。

今回はまず、源頼朝が台頭し始めた前半部分を詳しく見ていくよ。

石橋山の戦い

 

後に平氏を滅ぼして鎌倉幕府を樹立するまでに至る、源頼朝

もちろん治承・寿永の乱ではキーパーソンになってくる人物だ。

 

平治の乱で源氏の主戦力は処刑されたり戦死したりで大きく削がれてしまい、

頼朝もたまたま平氏の家系の人から口添えしてもらえたお蔭で何とか流刑で済んだ、というボロボロ具合。

 

とはいっても頼朝も黙って流刑地でまったりこいていたわけでは無かった。

実は頼朝、地元の豪族の娘(北条政子)と結婚したりするなど、東日本側で自分の味方を増やしていた。

 

そんな中で以仁王の「平氏をぶっ潰せ!」という命とともに、以仁王死亡の報が頼朝のもとに届く。

さらに、その命を受けた全国各地の源氏を根絶やしにすべく、平氏が軍を派遣するという知らせも受けた。

 

これはもう戦うしかないっしょ!と決意した頼朝は、関東地方の武士たちを中心に呼びかけて挙兵。

挙兵した直後は、静岡県のボスを倒すことに成功。

 

その後関東地方にも勢力を伸ばしていこうとしたんだけど・・・。

ここで一回挫折することになる。

 

平家の源氏討伐軍が来てしまい、戦闘になった結果ケチョンケチョンにやられて敗走することになってしまう。

この惨敗した戦いが石橋山の戦い。

 

関東地方で体制を立て直す

 

命からがら平氏軍から逃げ出した頼朝は、千葉県や神奈川県の有力な武士たちを次々仲間に再び軍勢を集めていく。

実は関東地方にも、かなりの数平氏に不満を持つ勢力がいたんだ。

 

というのも、もともと地元の豪族がやりくりしていた地域に平氏系の官僚が赴任してきて、

利益を横取りしようとしていたことが大きな原因。

 

そんな中で頼朝が「俺と一緒に戦ってくれるなら、みんなの領土は俺が絶対保障する!だから平氏打倒に協力してくれ!」と言ってきたわけだ。

 

ボスが領土を保障してくれる、という仕組みは当時とても斬新なもので、これに惹かれる豪族がたくさんいた。

これまでは自分の領土は自分で守らなくちゃいけなかったんで、絶えず攻め込まれる危険性があって落ち着けなかったからね。

 

こういった事情もあって、平氏打倒を掲げる頼朝の下に関東の武士たちが次々と集まってきて、最終的には関東地方の勢力の多くが頼朝の勢力下に収まることとなった。

 

この時頼朝は鎌倉をホームに据えた。

後の鎌倉幕府だね。

 

富士川の戦いでは平氏が逃げ出す事態に

 

平氏は、「関東地方で頼朝がなにやら軍を再編してるらしい」という話を耳にし、すぐさま頼朝を討ち取るための部隊を編成した。

しかしこの時編成された部隊の兵は、臨時でかき集めた寄せ集めでしかなかった。

 

戦力として考えるとかなり微妙だったんだ。

 

おまけに、当時は西日本側で大規模な農作物の不作が発生していた。(これは翌年「養和の大飢饉」と呼ばれる壮絶な飢饉を引き起こす。)

集められた兵士たちのほとんどは栄養が足りず、まともな戦闘ができる状態でもなかったとも言われている。

 

一方の源氏の方はというと。

頼朝は上の項で言ったように関東地方で多くの武士たちを味方につけていたし、さらに中部地方では頼朝とは別の源氏(甲斐源氏という)の部隊も挙兵した。

 

とまあこういうわけで、戦力の量も質も平氏より源氏の方が勝っていたんだ、この時点で。

 

平氏の軍は静岡県あたりで甲斐源氏の軍、頼朝の軍と接敵したんだけど、源氏側のえげつない大軍を目にして

「こりゃあ勝ち目なんて万に一つもないな・・・」と察する。

 

端から戦意喪失気味の平氏軍は戦闘を行わずしっぽ撒いて逃げ出してしまう。

(一応富士川の戦い、と名前はついてる。)

 

まだ治承・寿永の乱の前半部分だけど、もうすでに平氏側の繁栄に陰りが見え始めているね。

次回は更なる平氏側の動乱と、源氏側の事件を見ていくよ。

 

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