前回は、古墳時代の大まかなまとめをしたね。
古墳時代のメインといえば「古墳」。
今回はその中でも最初期にできたとされる古墳、箸墓(はしはか)古墳について見ていくよ。
箸墓古墳とは?
箸墓古墳は、奈良県の纏向遺跡(まきむくいせき)の中にある大きな前方後円墳だ。
前方後円墳は、クラシックな鍵穴みたいな形をしている。
画像にある建物と比較してみると箸墓古墳のデカさが分かると思う。
長さ278メートル(円形の部分だけで直径150メートル!)、高さは一番高いところで30メートルもある。
高さ30メートルって、ビル10階の高さくらいあるんだよ!
2017年ごろ、テレビ東京の番組「池の水全部抜く」が箸墓古墳の水抜きを撮ると言って話題になっていた。
まあ結局テレ東が「宝探し」のような企画にしようとしたせいで市から反発を受けて放送中止になっちゃったけどね・・・。
箸墓古墳の水抜き自体は毎年行われているそうだよ。
箸墓古墳のナゾ
箸墓古墳はその構成や規模から、当時のかなり力を持った人物の墓であると考えられている。
かつては邪馬台国の女王、卑弥呼の墓ではないかと言われていたりしたんだけど、現在では卑弥呼の死亡したとされる年代と箸墓古墳ができた時代がずれているため可能性が低くなってきている。
とは言っても真相はまだナゾのまま。
というのも宮内庁が「国民だけじゃなく研究者も自由な立ち入りは禁止!」とされているから。
最近になってやっと自由化が進んできたので、研究成果は今後に期待だ。
ちなみに宮内庁では日本の第七代天皇・孝霊天皇の皇女であるとされているよ。