江戸時代において、参勤交代をはじめとする大名の移動には「幹線道路」が使用されていた。
それが、『五街道』と呼ばれる道路。
この五街道は現代においても幹線道路として使われている。
詳しく見ていこう。
五街道を一挙公開!
五街道の「起点」となるのは、江戸・日本橋。
この五街道には、たくさんの「宿場」および「宿場町」が形成された。
五街道の覚え方だけど、
「途中に置こう五街道」
が一番覚えやすいと思う。
- 途(と) =東海道
- 中(ちゅう)=中山道
- に =日光道中
- 置 =奥州街道
- こう =甲州街道
といった具合だ。
東海道
江戸から京都までを結ぶ、古くからある主要幹線道路。
この幹線には全部で53か所の宿場がある。のちのち有名な浮世絵「東海道五十三次」として描かれることにもなるよ。
中山道
埼玉の方から群馬~長野~岐阜を通って最終的に「草津」で東海道と合流する。まさにど真ん中の通るルートだね。
宿場は全部で67か所もあるよ。
日光道中(日光街道)
日本橋から茨城の一部と群馬を通る街道。
徳川家康が祀られている日光東照宮に行けるようになっているよ。
全部で21の宿場町がある。
奥州道中(奥州街道)
これは栃木の宇都宮まで日光道中と道がおんなじで、宇都宮から先・福島県の白河まで続くのがこれ。
宇都宮から白河まで10の宿場がある。
甲州道中(甲州街道)
下諏訪で中山道と合流する幹線道路。東京を抜けて山梨から長野までを結ぶルートだね。
宿場町は甲府までで38か所ある。
まとめ
五街道の整備によって、大名の参勤交代など移動を容易にすることがでていたんだね。