海防掛(かいぼうがかり)って覚えてる?ペリー来航の前に、「やべぇ、アヘン戦争で清負けたらしいぞ。外国攻めてくんじゃん!やべぇ!」ということで、設置された対外問題を処理する職務ね。
思い出してほしい。阿部正弘の存在を!
もう忘れてたろ?安政の改革を実施した革新者だよ。海防掛は1845年に設置されたわけだけども、老中阿部正弘が重要な任務やってたわけね。その海防掛が日米修好通商条約後に名前を変えるよ。
外国奉行とは
冒頭でも話したけど、海防掛(かいぼうがかり)が名前変わって外国奉行になったわけ。1858年の話ね。
日米修好通商条約と同じ年のことだから覚えやすいわな。
早稲田慶応を目指している諸君は以下の人物の名前くらいは「見たことある!」状態にしておいて。
永井尚志(ながいなおゆき)
井上清直(いのうえきよなお)
岩瀬忠震(いわせただなり)
外国奉行の井清直なんかはハリスと超仲良しで、ハリスは「井上マジ天才!」と言うくらいだったの。
外国奉行は日米修好通商条約の前後でハリスと交渉したり、アメリカが日本を守ってくれるように約束したり、アメリカの軍事力の研究を許して貰ったりと不平等条約なんだけども、日本にとって有利になることはちゃんと交渉してるんだよね。
その後、万延遣米施設が1860年にアメリカを訪れたのも外国奉行のおかげだね。
当時のアメリカ大統領はブカナンって人なんだけども早慶レベルだとブカナンまで出すから恐ろしいわな。
神奈川奉行も覚えとき!
前も話したけど、日米修好通商条約で開港させられた5港の覚え方は「よこはなに?」だったよな。
横浜、神戸、函館、長崎、新潟
その中で、貿易額が圧倒的に多かったのは横浜なわけ。これは高校入試レベルでも出る内容だからしっかりと覚えておいてな。
横浜が圧倒的に貿易が多いわけだから、もちろん外国人もいっぱいいるし外国との問題に対応しないといけないから、外国奉行が活躍したの。
神奈川奉行と言って、外国奉行と兼任していたわけね。