前回は貴族院についてやったね。
なんか、俺のじいちゃんのじいちゃんが昔、男爵だったらしいんだよね。滋賀の方で、大豪邸持ってたらしくて。まぁ戦争で全部失っちゃったらしいんだけど・・・
貴族って本当羨ましいよな!!ってのが貴族院。目的は民選の衆議院だけだと、いつか政府を倒してしまうかもしれないから貴族院を設置してけん制していたわけだ。
貴族院と対等の位置にあったのが衆議院なのさ。
明治憲法下での衆議院
明治憲法下での衆議院は貴族院と対等ね。
1点だけ有利な点としては、予算先議権(憲法65条)があったよ。何度も言うけど、こっちの衆議院ってのはさ。民選だから!
民から選ばれるってことが重要なわけ。
さかのぼること約10年。1870~80年代に人々は民主的改革を要求して、自由民権運動を繰り広げたじゃん?この衆議院ってのは。これまでの人々の努力の結晶なわけよ。
ここで注目して欲しいのが・・・
選挙権を持つひと!!
ここなんだわ。
1889年 衆議院議員選挙法時 15円以上の直接国税を納入する25歳以上の男子
1900年 大選挙区制に改正時 10円以上に緩和
1919年 小選挙区制に改正時 3円以上に緩和
1925年 普通選挙法 財産制限を撤廃
ここは要チャックなんやで!!
まぁ1900年ってぴったり区切りだから覚えやすいし、1919年はイクイクパリのベルサイユと同じ年だし、1925年は治安維持法と同じ年だし覚えやすいっちゃ覚えやすいね。
日本史ってのはこうやって別の出来事と関連させて覚えていくと点数取れるようになっていくんだよ。
もう1つ注目しておいてほしいのは、1889年の15円以上の直接国税を納入する25歳以上の男子ってのは、全人口のたったの1.1%しかいなかった!ってことだね。
これは一問一答にも出されているから覚えておいて。
帝国議会のまとめ
これで帝国議会の仕組みがわかったね。
貴族院・・・非公選
衆議院・・・公選
実際は天皇大権が強くて、議会の権限は弱い機関だったよ。でも、政党ってのが政権に参入したきっかけだったから日本にとっては革命的な出来事だよね。