前回は、大航海時代の展開について見ていったね。
ポルトガルが火付け役となって始まった大航海時代は、マルコ・ポーロに触発されスペイン王国をはじめとするヨーロッパ諸国が、次々東アジアに進出していったんだった。
今回は、大航海時代のきっかけとなったポルトガルがアジアのどこら辺まで来ていたのかを見ていくよ。
というのも、安土桃山時代においてポルトガルと日本の関係は非常に深いからだ。
中国・インド・マレー半島を占領
ポルトガルは、大航海時代に非常に多くの地域に進出した。
ポルトガルからほど近いアフリカに始まり、東アジア地域はインドのゴアという地域や中国のマカオ、マレー半島のマラッカ、果てはブラジルまで。
東アジア地域の占領の目的は、前回でも言った通り「東アジア地域の資源獲得」のため。
要するに貿易だ。
インドのゴア、マレー半島のマラッカは東アジア地域との貿易の拠点として発展していったんだ。
そんな中、1543年にポルトガル船がたまたま種子島に漂着する(次回解説)。
これ以後ポルトガルと日本の関係が始まり、ポルトガルは日本と貿易するべく中国のマカオを占領して日本との貿易拠点とした。
まとめ
ポルトガルが貿易目的で東アジアの諸地域まで進出したことがきっかけで、種子島漂着・日本との貿易が始まったんだね。
ポルトガル人の種子島漂着は、安土桃山時代の形成に大きな影響をもたらす。
これについては次回詳しく見ていくよ。