薩摩藩・調所(ずしょ)広郷の藩政改革!雄藩への道【後編】

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前回は、薩摩藩の大胆な財政再建政策「無利子250年分割払い」について見てきたね。

 

商人を脅して無理やりこの250年ローンを認めさせ、これによって毎年の藩の出費を大きく削ったんだった。

 

しかし!調所広郷の政策はこれだけで終わらない。

250年ローンの代わりとして、密貿易!?

 

前回も話したけど、ただ商人たちに250年ローンを認めさせただけでは、当然反感を買うことになる。

広郷はこの反発も予想し、この250ローンの対価を用意していた。

 

それが、清や琉球との「密貿易」だ。

 

ご存知の通り、江戸時代は鎖国の世界。

貿易は長崎の出島でしかできなかった。

 

しかし広郷は幕府の目を盗んで琉球(沖縄)や清(中国)とひそかに貿易を行った。

そしてその密貿易品を、藩内の商人たちに優先的に販売させた。

 

これによって商人たちは大儲け。

まさにWIN-WINの状況を作り出したんだ。

特産品の砂糖を専売制に!

藩の財政再建に大きく貢献したのが、「砂糖の専売制」

薩摩藩において特産品の一つであった「黒砂糖」を専売制にした。

 

専売制とは、生産から運送、販売を全て藩で管理することで余計な経費をかけずに販売することができるシステム。

 

黒砂糖を薩摩の「ブランド品」として販売することで大きな利益を得た。

 

 

これらの諸政策の結果、なんと薩摩藩は250万両もの蓄えを生み出すことに成功する。

 

まとめ

広郷の行った大胆かつ斬新な数々の財政政策によって、藩は一気に財政を回復し、逆に大きな資産を得る。

 

薩摩藩はここで生まれた巨額の資金によって軍備を拡張することに成功し、この軍事力が後の「倒幕運動」に大きな影響を与えることになるんだよ。

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