山片蟠桃(やまがたばんとう)の「夢之代」ってなんだ!?

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前回は、“加上説”を論理的に説明した学者・富永中基について見てきたね。

「仏典はブッダの教えそのものじゃなく、付け加えられてできたものだ!」というのが加上説だったね。

 

そんな中基は「懐徳堂」という郷校出身だったけど、実は懐徳堂出身者の中でもう一人有名なのが、今回紹介する山片蟠桃(やまがたばんとう)だ。

山片蟠桃の生い立ちは?

蟠桃は、兵庫県の農家に生まれた。

生家は在郷商人で、結構裕福だった。

 

幼いころから「升屋」という大坂にある両替商のもとで働いていた。24歳で番頭(使用人の中でのトップ)となってからは商売センスを発揮し、升屋の経営難を脱却する。

 

仙台藩の財政破綻時にもアドバイスをして、見事財政再建を達成する。

本当に経営のセンスがあったんだね。

蟠桃の思想って?

そんな蟠桃の著作で有名なのは、『夢之代』だ。

 

蟠桃は懐徳堂で朱子学を学ぶ傍ら、天文学なども学んでいた。

それらを総合して、様々な事柄について述べたのが『夢之代』

 

蟠桃は、当時の江戸においては非常に進んだ議論をした。

例えば、「無神論(神なんてこの世にいねーぜ!)」を支持していたりだとか、「地動説(太陽の周りを地球が回っている)」を支持していたりする。

 

このほか、経済分野では自由経済政策が良いとしたり、儒教や国学は妄言だとして批判したりした。

まとめ

蟠桃の著した『夢之代』には、天文分野から宗教、経済、歴史に至るまで様々な話題を取り上げ、その多くが先進的だった。

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