ワシントン会議とは?3つの条約とその内容をわかりやすく

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私の友達に異性の誘いを断れない人がいる。

その友達が約束の日の前にすることは、そのデートの日に他の友達を誘うことだ。

グループで会えば一対一の関係は見えにくくなるからね。

表面上は約束を破っていないけれど、

デートという約束を単なる遊びという約束に勝手に変えてしまっているんだ。

今回見ていく四カ国条約、九カ国条約はこのことと似ている。

日本と結んでしまった嫌な約束を薄めるために、「この約束にみんなも参加しようぜ!」って他の国を誘う。

そして元の約束を表面上は守っているふりをして、自分に有利な約束に変えてしまうんだ。

 

それじゃあ見ていこう!

 

 

ワシントン会議とは?わかりやすく

 

第一次世界大戦後、日本は孤立した状態にあったんだ。

国際連盟の常任理事国になるなどどんどん力をつけてきた。

でも他の国にとっては日本のようによくわからない国に力をつけられたら困る。

 

中国を植民地化しているし、ヨーロッパとのかかわりが薄い。何をするのかがわからない。

ちゃんと警戒しないといけない国だ!

 

そこでアメリカは日本を威嚇し始めたんだ。

世界で一番力をもっているアメリカに睨まれてしまったら大変。

日本はどうやってアメリカと友好関係をもとうか考えていたんだ。

 

そのときちょうど、アメリカが世界の秩序を整えようと、会議を開いた。

 

それが

ワシントン会議(かいぎ)!!!

 

年号は1921年~22年ね。

 

ワシントン会議が開かれた場所はもちろん、ワシントンD.C。

ハーディング大統領が催したよ。

 

 

一つ目の条約、四カ国条約とその内容

 

 

ワシントン会議の1年目、1921年になされたのは、

四カ国条約(しかこくじょうやく)!!!

 

 

これはアメリカ、イギリス、日本、フランスの四カ国の間に結ばれた条約で、

領土の問題などの平和的解決を目指そうとして結ばれた条約だよ。

 

 

アメリカは日本のことを良く思っていない。

だから日本がイギリスと仲良くしているのが気に入らなかったんだ。

 

 

日本とイギリス間の二国間だけの関り、つまり日英同盟(ここで詳しくやったよ!)をどうにか潰そうとして結ばれたのが四カ国条約なんだ。

イギリスは特に気にしていなかったのだけれど、アメリカがうるさいから、けっきょく仲良くしている証の日英同盟をやめることにしたよ。

 

これを

日英同盟破棄(にちえいどうめいはき)

というよ。

 

日英同盟破棄をするかわりに四カ国条約をしたけれど、

四カ国間の関係にすることでかかわりを薄くしたんだ。

 

さらに内容も平和的な解決を目指すだけで、積極的に協力し合うこともなくされてしまったんだ。

 

 

二つ目の条約、九カ国条約とその内容

 

 

日本とイギリスとの一対一の関係を嫌がったアメリカだったけど、アメリカも日本と一対一の関係をもっていた。

その協定が石井・ランシング協定(ここで詳しくやったよ!)だったね。

 

 

この協定はアメリカが第一次世界大戦に参戦するために仕方なく結んだ協定だったんだ。

だから、戦争が終わったいま日本にアメリカ側の言い分を飲み込ませ、かつ一対一の関係をなくしたいと考えた。

 

そこで結んだのが

九カ国条約(きゅうかこくじょうやく)!!!

 

アメリカ、イギリス、日本、フランスにイタリア、ベルギー、ポルトガル、オランダ、中国を加えた九カ国だよ。

 

石井・ランシング協定は中国に関する協定だったからそのかわりに結ばれた条約も中国に関する条約だよ。

アメリカはいつも通り、中国の領主主権の尊重をもとに「門戸開放」「機会均等」を主張した。

 

この「門戸開放」「機会均等」というのは国を尊重しようという理由からというよりは、

どこ国にも開かれて(門戸開放)、どこの国も同じ機会が得られれ(機会均等)ば、一番力を持った国(アメリカ)が勝つという理由から。

 

これによって日本が中国に対して他の国とはちがった権利をもつというアメリカの妥協が解消された。

これを

石井・ランシング協定破棄(いしい・ランシングきょうていはき)

というよ。

 

そんでもってヴェルサイユ条約で認められた山東省旧ドイツ権益(ここで詳しくやったよ)はアメリカの仲介を受けて、

日本が自主的に中国に返すという形で返還されたよ。

 

 

三つ目の条約、ワシントン海軍軍縮条約とその内容

 

ワシントン会議で決められたもう一つの条約は、

ワシントン海軍軍縮条約(かいぐんぐんしゅくじょうやく)!!!

 

 

ワシントン海軍軍縮条約によってアメリカ、イギリス、日本、フランス、イタリアの軍艦の保有量が制限されたよ。

 

その割合はアメリカ、イギリス、日本、フランス、イタリアの順番で

5:5:3:1.67:1.67

ね!

 

各国はこの割合を越えて軍艦(1万トン以上の軍艦)をつくってはいけなくなったんだ。

 

もちろん、ワシントン海軍軍縮条約によって世界が軍縮に向かったわけではなくて、

1万トン未満の軍艦ができたりして、ルールをぎりぎり破らないような軍艦がつくられていったよ。

 

 

 

このようにワシントン会議で決められた条約などでつくられた新しい世界秩序を

ワシントン体制(たいせい)

というよ。

 

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