杉田玄白の解体新書にまつわるエピソードとは!?

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前回は、『ターヘル・アナトミア』を翻訳し『解体新書』を作り上げた偉人の一人、前野良沢について見てきたね。

 

今回はその共同執筆者、杉田玄白について見ていこう。

 

玄白「“フルヘッヘンド”の意味が分からん!」

玄白が『ターヘル・アナトミア』を翻訳しようと志したきっかけは前回話したけど、一応載せておくね。

前野良沢と友人の杉田玄白は、死んだ罪人の解剖を見学した際に持っていた『ターヘル・アナトミア』の正確さを目の当たりにする。

 

これに感動した2人とその友人たちははさっそく『ターヘル・アナトミア』の翻訳を始めた。

 

こうして始まった解読だけど、初っ端から大苦戦。

 

玄白たちはとりあえず人体の全体像が書いてあるページから翻訳を始めた。

しかし、鼻の説明のところで「フルヘッヘンド」という単語が登場。

 

これが玄白たちにはさっぱりわからなかった。

 

そこで、良沢が持っている簡単なオランダ語の辞典(オランダ人が使う国語辞典)の例文から推察しようとした。

 

オランダ語の辞典にあった「フルヘッヘンド」の例文は

“庭を掃除するとゴミが集まってフルヘッヘンドする”

 

というもの。

 

ここから玄白たちは「うず高い」という意味だと推理したんだ。

 

良沢と喧嘩別れ?

 

玄白は、翻訳活動が終わる前に自分が死んでしまったら大変だ、と常々心配していた。

というのも、『解体新書』はいずれ日本の医学を大きく変えると確信していたから。

そこで玄白は、なんとしても生きているうちに形に残そうと、翻訳があいまいな部分に目を瞑って出版を強行した。

 

しかしこれを良しとしなかったのが良沢だ。

完璧を求める良沢は「こんな中途半端なモノを世に出せるか!」と怒ってしまう。

 

結局『解体新書』出版後は仲たがいをしてしまったという。

 

まとめ

杉田玄白や前野良沢は、ほとんど何もわからない状態から、当時からしたら考えられないような素晴らしい出来の『解体新書』を作り出した。

 

しかし、焦って出版を急いだために、良沢と仲が悪くなってしまう。残念。

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