式亭三馬の代表作、『浮世風呂』とは?

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前回は、滑稽本や人情本について見てきたね。

滑稽本は「笑い話」、人情本は「恋愛物語」を取り扱っていたんだった。

 

今回は化政文化を代表する滑稽本作者の一人、式亭三馬について見ていくよ。

式亭三馬ってどんな人?

式亭三馬は、非常に多彩な人物だった。

版木を作る「版木師」という職を営む家の子供として生まれ、幼いころから出版業界に触れた。

 

18歳で黄表紙を初出版し、さらに本屋さんの娘と結婚。

出版業と作家業を並行して生活していった。

 

この兼業生活の中で誕生したのが滑稽本『浮世風呂』だ。

 

その後妻がなくなったこともあって出版業を止め、薬を売る仕事を始めた

自分の薬を本で宣伝し、もともと三馬のファンだった人は薬を買いに来て、薬を買いに来た人は三馬の本のファンになるなど一石二鳥。

 

そのほか肉筆浮世絵を描くなど絵画の才能もあった。

人情本作者の為永春水も弟子になっている。

浮世風呂ってどんな話?

江戸時代、庶民の交流の場であった銭湯での「会話」を描いた作品が『浮世風呂』だ。

 

前編では男湯での話、二編と三編では女湯での話となる。

 

登場人物は様々で、職人や隠居した老人、医者、番頭や子供、大坂・京都の女や江戸の女、おしゃべりな女・・・などなど。

まとめ

『浮世風呂』の評価が高いポイントは「庶民の生活模様を克明に描きあらわしたこと」

これによって江戸時代の庶民生活がよく分かるようになっている。

 

会話自体も軽妙で読みやすいのが特徴だ。

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