佐藤信淵(のぶひろ)の著書は?『農政本論』の内容も

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前回は、経世家の本多利明について見てきたね。

先進的な議論をしていた反面、少々ぶっ飛び系の思考もしていたんだったよね。

 

今回は、化政文化の有名な経世家の一人・佐藤信淵について見ていこう。

佐藤信淵ってどんな人?

 

佐藤信淵は、非常に鋭い先見の明を持っていた経世家と言われている。

 

生まれは秋田県の藩。

父親の「諸国を旅しなさい」という珍しい遺言によって、東北各地へ旅行しに行ったという。

 

その後は江戸に出て医者をやったりしながら復古神道も学んでいった。

 

渡辺崋山や高野長英などと親交があった関係で「蛮社の獄」の罪人の一人とされたけど、すこしだけ罪が軽かった。

 

しばらくして信淵は博識さを買われて水野忠邦のもとに仕えるようになった。

佐藤信淵の思考って?

冒頭でも言ったように、佐藤信淵は非常に先を見据えた考えを持っていた。

 

信淵は当時から「明治維新」が起きた後の日本の在り方を考えていて、農学や国家の経営戦略など様々な発想をした。

 

信淵の有名な著書『農政本論』では、富国にするために必要なことを農学の観点から書き記している。

 

また、フィリピンや朝鮮など、アジア諸国を領有すべきという思想も持っていて、これはのちに第二次世界大戦期に構想される「大東亜共栄圏」思想の始まりと言われている。

まとめ

佐藤信淵は、経歴に謎の部分が多く、詐欺師だという学者もいるらしい。

だけど、『農政本論』などの著書から垣間見える「明治維新後の世界を見通していた目」は確かだ。

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