サンフランシスコ平和条約を簡単にわかりやすく。

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吉田茂首相が政権を握っていた時代の一大イベントと言えば、なんといってもサンフランシスコ平和条約の締結だよね。

 

この条約で日本の戦争状態が正式に終わって、日本の主権が復活することになった。

いわば「現代日本の幕開け」ってわけだ。

 

ただこの条約も、「冷戦」の影響を色濃く受けた条約として問題点もいくつかある。

 

その辺も含めて詳しく見ていくよ。

サンフランシスコ平和条約って?

 

日本がポツダム宣言を受け入れて、GHQによる統治が始まったころはまだ正式には「戦争状態」だった。

サンフランシスコ平和条約が発行した1952年の4月28日をもって初めて「戦争状態」が終結した、っていう豆知識も覚えておいてね。

 

で、気になる条約の内容だね。

簡単にすると

 

  1. 戦争状態の終結、日本の主権復活
  2. 日本の個別的・集団的自衛権を認める
  3. GHQは撤退するけど、米軍の一部は日本に残る
  4. 沖縄・小笠原諸島はアメリカが管理
  5. 千島列島や澎湖諸島など、戦前に獲得していた土地を放棄&韓国の独立を認める
  6. 賠償金はなし

 

とまあこんなところだ。

サンフランシスコ平和条約が結ばれた意義って?

 

サンフランシスコ平和条約は冒頭でも言ったけど、冷戦の影響を色濃く受けている。

 

例えば、内容の2に書かれている「自衛権を認める」ってやつ。

これは、日本がソ連や中国など共産主義の陣営と戦えるようにしてるわけだ。

 

つまりサンフランシスコ平和条約は、日本が「西側陣営」、つまり資本主義側につくよってことを明確にした条約でもあるんだ。

 

 

サンフランシスコ平和条約の問題点

たださ、内容の2~5を見てほしいんだけど・・・。

この2~5までの内容って、今でも問題になってることだよね。

 

例えば2は今でいう「自衛隊と憲法の問題」に当たるし、3と4は沖縄の「在日米軍基地」の問題につながってるね。

5はニュースでもたびたび耳にする。北方領土問題や尖閣諸島の問題、竹島の問題だ。

 

簡単にまとめると

  • 日米の安全保障問題
  • 領土問題

この2つがサンフランシスコ平和条約の問題点。

 

 

じゃあなんでこんな問題が山積みになってしまったのか。

それはやっぱり「冷戦」が原因なんだよね。

 

例えば、「領土問題」について見てみようか。

 

サンフランシスコ平和条約は、日本と連合国側の間で結ばれる平和条約だから、普通ならロシアや中国といった国も会議に参加して条約を結ぶべきだよね。

ソ連も中国も、日本と戦争してたわけだから。

 

ただこのころ、冷戦によってソ連・中国の共産陣営と、アメリカ率いる資本主義陣営が対立していた。

 

この影響で、ソ連は会議に参加したものの、アメリカが日本に残るという条文が気にくわなかったので条約には署名しなかった。

中国はそもそもアメリカ側から正式な国として認められてなかったから呼ばれなかった。

 

韓国はまた別の理由で呼ばれなかった(ここら辺は非常に細かいんで省くね)。

 

これが大きな問題なんだ。

ソ連、中国としっかり話し合いができなかったせいで、千島列島だったり尖閣諸島の“領有権”があいまいになっちゃった。

 

うやむやになったまま2018年まで来ちゃってるんだよね。北方領土問題とか、尖閣諸島問題がそうだね。

こういうもやもやを残したまま発効してしまった点で問題だと言われている。

 

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