冷戦の原因と流れを簡単に、わかりやすく。

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これまで戦後の日本についていろいろな政策や条約を見てきたけど、その中でたびたび「冷戦」というワードがでていたね。

 

受験勉強をしているみんななら冷戦についてはある程度理解していると思ってるけど、せっかくなので一度まとめてみようと思う。

冷戦は戦後一番重要って言ってもおかしくないくらい、本当にいろいろなことが起こった。

 

今回はこの冷戦を、できるだけシンプルにまとめてみるよ。

そもそも冷戦ってなんだ?

 

この辺は「もう知ってるよ!」って感じかもしれないけど(笑)。

冷戦は一言でいうと“資本主義陣営(西側諸国)と共産主義陣営(東側陣営)の対立”、もっと言えば“アメリカとソ連の対立”のことだ。

 

重要なのは、アメリカ・ソ連は直接的な戦闘はしていないこと。ここが“冷たい戦争”っていわれる所以でもあるんだ。

アメリカ側の資本主義陣営、ソ連側の共産主義陣営どちらが世界のリーダーシップをとるかの争い、とも言える。

 

冷戦の発端は?

冷戦の原因になったのは、ヤルタ会談だ。

ヤルタ会談についてはこの記事で詳しくやったよね(http://jahistory.com/teheran-kaidan-yaruta-kaidan/)。

 

この会談では、アメリカ・イギリス・ソ連の間でヨーロッパの分割が取り決められていたんだ。

ポーランドは東側半分がソ連のものになったり、ドイツは米・英・仏・ソの四か国で分割したりって取り決めね。

 

で、戦後、取り決め通りアメリカやイギリス、フランスとソ連によってヨーロッパの各地が山分けにされていったワケだけど、ソ連の影響でヨーロッパに共産主義の考えが広まり始めた。特に東ヨーロッパ。

 

共産主義の拡大を見たアメリカは、「ヤバい、このまま共産主義がヨーロッパ全体に広がったら世界のリーダーがソ連になっちゃう」と恐れ始めるんだ。

冷戦が激化したのはマーシャル・プランから

 

共産主義が東ヨーロッパに広まった原因の一つに、「イギリスやフランスが戦争でボロボロだった」という点がある。

ソ連の共産主義拡大を止めるだけの軍事力、経済力が西ヨーロッパにはなかったわけだ。

 

というわけで、アメリカは「ヨーロッパに超多額の資金援助します!」という計画を打ち出すわけ。これがマーシャル・プランと言われる計画。

いわゆる封じ込め政策というやつで、共産主義がこれ以上広まらないように西ヨーロッパとアメリカの連携を強化しようとしたんだ。

 

もちろんソ連側も黙っちゃいない。マーシャルプランに対抗して、東ヨーロッパの共産主義国と一緒に「COMECON(コメコン)」という経済協力体制をつくる。

 

冷戦の拡大

 

最初はどちらの陣営もマーシャルプランやコメコンなど“経済的な対立”だったんだけど、次第に“軍事的な対立”も出てきてしまう。

まずソ連側がアメリカに対抗して核兵器を開発し始めた。

 

これは非常に緊張感高まるよね。

そこでアメリカ率いる西側陣営は1949年「NATO(北大西洋条約機構)」という軍事同盟を作って、東側陣営への包囲を強力にしていく。

 

ソ連たち東側陣営もこれまた対抗して1955年「WTO(ワルシャワ条約機構)」という軍事同盟で結束を強めた。

 

また、アジアでは共産主義の北朝鮮vs資本主義の韓国による「朝鮮戦争」が勃発する。

朝鮮戦争のすごく特徴的な点なんだけど、実は北朝鮮側にはソ連・中国による支援が、韓国側にはアメリカ側の支援があって行われていた戦争なんだ。

 

朝鮮戦争はアメリカとソ連の間接的な戦争、“代理戦争”と呼ばれることもあるよ。

キューバ危機

朝鮮戦争が終わった後はアメリカ側のNATOとソ連側のWTOのにらみ合いが続く状態になった。

 

アメリカもソ連も核兵器を持ってるから、もしアメリカvsソ連の直接対決になったらお互い核兵器打ち込みまくって、世界の終わり・・・なんて未来もありうる。

お互いそれが怖いから、どちらも戦争には踏み切らないという状態が続いた。(これを核の抑止力、なんていうよ。今でも続いてるね。)

 

50年代後半からしばらくは一応の平和を見たけど、1962年にソ連がアメリカにほど近いキューバに核ミサイルを配置したことで「キューバ危機」が発生。

 

この時はもう核戦争が起きる半歩手前くらいまで緊張が高まった。

キューバ危機では(ホント奇跡的に)核戦争には至らなかったんだけど、その後もアメリカとソ連の対立は続いていく。

 

冷戦の終結

結局冷戦が正式に終わったのは、1989年にアメリカとソ連の首脳で行われた「マルタ会談」という会談でのことだった。

この裏側には、「ソ連の掲げる共産主義そのものが、もう成り立たなくなっていた」ということや、「軍事費に金をかけすぎて国が大赤字」という事情があった。

 

もうにらみ合うだけの体力が、どちらの国にもなくなったわけだ。

というわけで、ここに東西冷戦が終結する。

 

でも、この冷戦期間中に爆発的に広まった核兵器は、いまでも脅威として存在し続けている。

恐ろしいことにね。

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