日米通商航海条約破棄をわかりやすく。仏印進駐へ加速する!

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第二次世界大戦(1939~)が始まったころの日本は、やれ日中戦争だ、やれノモンハン事件だとあちこちで戦争をしていたね。

 

この時点で中国とソ連を相手取っていたんだけど、なんと今度はアメリカとまで対立を深めていくことになる。

その大きなきっかけとなったのが、明治時代から代々続いてきた「日米通商航海条約の破棄」という出来事。

 

これを機に日本はどんどん戦争の泥沼にハマっていくことになる。

日中戦争を続ける日本を見て・・・

 

満州事変を起こしてからというもの、しきりに中国側と小競り合いをして終いには日中戦争まで始めてしまった日本。

日中戦争が進むにつれて、日本は華北のみならず華中あたりも占領するようになっていった。

 

この様子を見ていた大国アメリカは、アメリカにいた日本の大使を呼びつけて「おい!キミらの中国侵略は目に余る!日米通商航海条約を破棄してやるぞ!と言いだした。

 

アメリカとしては、中国での貿易で利益を得ていたから、日本に全部持っていかれたくないという面があったんだ。

 

 

困ったのは日本。

 

アメリカとの仲良し条約である日米通商航海条約を破棄されてしまったら、日本とアメリカの間になんの条約もない状態(無条約状態)に陥ってしまう。

 

当時の日本はアメリカからの物資・原料輸入に頼っていた部分が大きいから、条約が破棄されて貿易がストップすると戦争を続けられるかどうかすら怪しい状態になってしまうんだ。

 

日米通商航海条約が破棄されたあと

 

日本側はアメリカと何度も条約を結ぼうと話し合ったんだけど、結局話がまとまらず条約が破棄されてしまう。

 

無条約の状態というのはもはや「仲間でもなんでもない」状態なワケで、この時点で戦争が起きる可能性もゼロではなくなってしまったということだ。日米の関係がこれまでにないくらい冷え込んでいく。

 

同時に、アメリカからの貿易がストップ。物資の輸入がなくなってしまったので、戦争を続けると物資不足になってしまう危険性が出てきた。

おまけにノモンハン事件でソ連に負けたことで、ソ連側を攻めて資源をゲットするという「北進論」が事実上挫折する。

 

この2つの要因が重なったんで、北進論とは逆に「インドシナなど南の方の地域を攻めて、戦争に必要な資源を獲得しようではないか!」という南進論が持ち上がる。

 

このあと日本は実際にフランス領インドシナに軍隊を送るようになり、さらにさらにアメリカとの関係が悪化していくことになる。

 

日米通商航海条約の破棄は、日本とアメリカの戦争・太平洋戦争の開戦に向かいだした原因の一つでもある。

 

 

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