ますらをぶり・たおやめぶり・もののあはれを復習!

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さて、ここまで国学者たちをまとめてきたけど、

賀茂真淵や本居宣長あたりの「ますらをぶり」だの「たおやめぶり」だの、ちょっとわかりにくい概念が続いたよね。

 

今回は、これをスッキリ整理させよう。

賀茂真淵は「ますらをぶり」が好き

 

賀茂真淵は国学者として何をしてたかって言うと、万葉集の研究。

その中で真淵は、「万葉集に収録されている歌、めっちゃ男らしくてかっこいいじゃん!おおらかな感じも最高だぜ」と思った。

 

そこで真淵は万葉集の歌のような精神を「ますらをぶり(男らしくておおらかな精神)」と名付けたわけだ。

 

逆に『源氏物語』や『古今和歌集』以降のモノに関しては「あんなもん女々しくてダメだわ。立ち返るべきは万葉集に決まってるぜ」と言ってバッサリ切り捨てる。

 

特に『源氏物語』を「たおやめぶり(女性的で繊細な精神)」とした。

 

本居宣長は「もののあはれ」

 

真淵が『源氏物語』を「や~い、たおやめたおやめ~」とバカにしたのに対して、

「いやいや、たおやめぶりも大切な日本人の精神のひとつでしょ。無下にしちゃいかんよ」と逆に『源氏物語』を好んだ。

 

で、しばらくして本居宣長は「たおやめぶりっつーか・・・。源氏物語に隠されている真の精神って、『もののあはれ』じゃね?」ということに気づく。

 

「もののあはれ」は、何かに対して“しみじみと感じる”心のことだったね。

ちょうど僕らが満開の桜を見て「ああ~エエなあ」と思うような、散っていく紅葉を見て「ああ~エエなあ」と思うような、あの心情のことだ。

 

宣長は、「もののあはれ」の精神こそ日本人の根底にあるもので、『源氏物語』はその最高傑作だ!と考えたわけだ。

まとめ

「ますらをぶり」「たおやめぶり」「もののあはれ」、しっかり理解できたかな?

詳しい点については過去の個別記事を参考にしてみてね。

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