海保青陵の『稽古談』とは?経営コンサルタントだった!?

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さあ、今回から化政文化の学問や思想について見ていくよ。

 

トップバッターは化政文化の儒学者・経世論者、海保青陵(かいほせいりょう)だ。

海保青陵は「元祖・経営コンサルタント」!?

海保青陵は、京都・宮津藩の家老の息子として江戸で生まれた。

 

しかし2歳で父親が藩の内紛に巻き込まれ、まさかの家督相続。

 

4歳の時には浪人となったんだけど、青陵の父は浪人中でもお金をもらえることになっていたのでお金に困る、と言ったことは無かったという。

 

その後は少年期で儒学を学び、学問に没頭していく。

 

大人になってからも学問に没頭し続け、終いには藩を抜け出して全国各地に遊学しに行く。

このころから、青陵は経済分野にも興味を持ち出したという。

 

青陵は全国を訪れ塾を開きながら、財政難になっている武士や商人たちに「家計立て直しのアドバイス」をして回ったという。

さらには財政難に苦しんでいた埼玉県の藩に対して「タバコとか絹織物を特産品にすれば財政再建できるべ!」と助言したりもした。

 

これが経営コンサルタントの走りだといわれている。

『稽古談』の内容は?

海保青陵は、全国各地を回りながら、各地の経済状況や産業の状態などを見たり聞いたりした。

そうして得た知識から生まれた思想をまとめたのが『稽古談』だ。

 

当時では非常に先進的な考え方をしていて、

  • 各藩は重商主義政策(商業重視)を取るべき!
  • 各藩は専売制を行うべき!
  • 商売をして利益を得ることはこの世の基本だ!
  • 利益追求を非難するのは間違ってる!

 

ここから現代の経済思想に近い考え方をしていたことがわかる。

 

また、本自体も非常に簡単に書かれていて、誰にでもわかりやすく解説されている。

まとめ

海保青陵は、自らの足で各地をまわって経済状況を体験・経験した。

その実体験から、『稽古談』のような現実的な議論が発生したんだね。

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