本多利明の著書、『経世秘策』とは?

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前回は、化政文化期の経世家・海保青陵について見てきたね。

営利目的の商売は当然のことと主張したり、重商主義を主張したりと先進的な思想をもっていたんだったね。

 

今回見ていく本多利明(ほんだとしあき)も経世家として名を馳せた人物の一人だ。

飢饉を目の当たりにして経世家に。

利明は、18歳で江戸に出てから、主に理系分野の学問を学んだ。

天文学関孝和流の数学とかのことだね。

 

そして24歳で私塾を開き、数学や天文について教え始める。

その後利明は死ぬまでひたすら教育に尽力した。

 

一方で、北方問題(ロシアが南下してくるのではないかという懸念)や、飢饉によって飢えに苦しむ東北地方の人々を見たことで「経済政策によって人々を救えないだろうか・・・。」と考え始める。

 

そうして出版されたのが『経世秘策』という本だ。

『経世秘策』は少々過激?

利明は、海保青陵と同じように重商主義政策をとるべきとしていた点では同じ。

違うところは『ヨーロッパ推しがハンパない』という点。

 

利明は急進的な「欧化主義(ヨーロッパをマネした政策や国家体制にするべきだ!という思想)」を持っていた。

「ヨーロッパみたいに植民地を作らなきゃ!」とか、「開国しちゃおうぜ!」とか、「反体制とか止めて国単位で貿易しようよ」とか数々の驚愕発言を繰り返した。

 

挙句の果てには「緯度がロンドンと同じ所に移せば、ロンドンみたいに繁栄するっしょ!」というトンデモ理論まで飛び出した。

まとめ

利明の考えは少々飛躍しすぎたものがあったけど、開国や重商主義など、先進的な議論をしていたのは間違いない。

 

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