ひすい、黒曜石、サヌカイト・・・。縄文を支えた鉱物資源

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前回まで、縄文時代にあった独特の思想や風習などについて見てきたよね。

 

今回はガラッと変わって、縄文時代に使われていた鉱石について見ていくよ。

石器に用いられたものから、祭祀で使われるものまでさまざまあったんだ。

黒曜石

黒曜石は、その名の通り多くが黒い外見をしている。

石って名前がついているけど、その実際はガラスに近い。

 

割れると非常に鋭利になることから、縄文時代ではナイフや槍の先端に装着するなどして使われていた。

 

しかし、この黒曜石が採れる場所というのは縄文時代においてはそんなに多くなく、黒曜石の産地と日本各地の地域の間で交易がおこなわれていたとも言われている。

ひすい(翡翠)

緑色が特徴的な、「宝石」の一種。

今でもひすいのアクセサリーがあるよね。

 

縄文時代など石器時代は宝石として、というよりも石器として使われた。

凄く固い石ということで重宝されていたという。

 

それが縄文時代の中期あたりから「勾玉」という祭祀の道具の一種を作る際に使用されるようになった。世界初のひすい加工品は日本から出土してるんだって。

 

中国でもヒスイは非常に価値のあるものだという認識があって、ヒスイで作られたものは宝物の一種だった。

インカ文明でも金より価値があるものとされていたという。

サヌカイト

「サヌカイト」って、どことなく日本語っぽい雰囲気を感じない?

 

実はこれ、讃岐(香川県)あたりで採取できる石なんだ。

サヌカイトと命名したのは、明治政府のお雇い外国人の一人・地質学者ナウマンの友達、バインシェンク博士だ。

ちなみにナウマンは「ナウマンゾウ」の名前にもなっている非常に有名な地質学者。

 

見た目が黒っぽく固さもあり、割れた部分は鋭利になる特徴が黒曜石と似ていて、サヌカイトも石器として非常によく利用された。

 

香川県ではサヌカイトを「県の石」としてPRに利用したりしている。

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