広瀬淡窓(たんそう)の「敬天思想」とは?咸宜園の設置も

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前回は、シーボルト事件について見てきたね、

景保が渡した『大日本沿海輿地全図』を持ち出そうとしたことがバレて景保ら日本人が逮捕され、シーボルトは国外追放となってしまった事件だった。

 

さて、今回はガラッと変わって、“折衷学派”の儒学者である、広瀬淡窓について見ていこう。

 

折衷学派ってなんだ?

“折衷”という言葉の意味は、「異なる考えの良いところを組み合わせて一つにする」だよね。

 

折衷学派というのは、陽明学や朱子学、古学などの教えの中から「いいところ」を集めた思想をした学者たちのことを言う。

 

「陽明学サイコーだぜ!」とか「朱子学以外はクズ!」とか「神道が最強に決まってんだろ!」というようにどれか一つの学説に傾倒するんじゃないってことだ。

 

広瀬淡窓はこの折衷学派に位置する人物で、主な思想は「敬天」(人は正しいことや善い行いをすれば天から報われる)とする考え方のこと。

 

他の学派と比べて優しい思想なのも特徴の一つだ。

咸宜園は非常に「先進的」な塾だった!?

 

広瀬淡窓が作った私塾は「咸宜園(かんぎえん)」という。

入学金を払い、ちょっとした必要事項を記述するだけで誰でも・いつでも入塾できるという当時からすれば非常に門戸の広い塾だった。

しかも全寮制だから住居の問題も関係なし。

 

さらに身分や出身、年齢、性別による差別も全く行わず、平等な教育が受けられた。

 

ここでは儒学だけでなく数学や天文学、医学なんかも教えられた。

まとめ

咸宜園では、「個人の意思を尊重する」という理念のもと運営された。

「咸宜」という言葉自体の意味も「ことごとくよろし」という意味で、理念を反映した名前になっている。

 

塾生は総勢3000人を優に超えていたという。

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