倹約令&風俗取締令で江戸の文化が一時消滅寸前に!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

水野忠邦が行った次なる失策は、「倹約令」とこれに伴う「風俗取締令」の施行。

 

天保の改革は失策ばっかりだね・・・。

 

特に風俗取締令は厳しくて、貴重な江戸の文化である歌舞伎寄席が厳しい取り締まりを受けてしまった。

忠邦はとにかく「ぜいたく」を禁止した

忠邦は老中になった当初から倹約を行おうとしていたように、とにかく贅沢な生活を厳しく取り締まろうとした。

 

忠邦は庶民たちの贅沢も徹底して禁じようとし、それで出されたのが「風俗取締令というわけだ。

 

この風俗取締令は非常に厳しく、庶民たちの娯楽を奪うものだった。

寄席、歌舞伎、書籍といった娯楽が規制を受ける

 

寄席

江戸庶民の娯楽としては、「寄席」(落語を主とした興行小屋)「歌舞伎」、江戸時代の恋愛小説であった「人情本」なんかがあった。

 

忠邦は、これらすべてを厳しく規制。

 

寄席は江戸に200か所もあったんだけど、このほとんどが規制されて廃業に追い込まれた。

残った寄席でも今でいうお笑いみたいなのは禁止され、ありがた~い学問のお話しかできなくなってしまった。

 

歌舞伎

歌舞伎もひどい弾圧を受けた。

歌舞伎役者として大人気だった市川團十郎(だんじゅうろう)が江戸から追放され、歌舞伎役者は一般庶民と交際することができなくなってしまう。

おまけに住む場所や外出まで規制されてしまう。

 

歌舞伎を演じることができるのも京都・大坂・江戸の三か所のみになってしまった。

 

人情本

江戸時代後期に女性たちに大人気となった江戸時代の恋愛小説「人情本」も規制を受けた。

人情本の作者として大人気だった為永春水は、この風俗取締令によって「内容がイヤラシイからダメ!」と言われてとっ捕まってしまう。オカンか!

 

これで精神を病んだ春水はアル中になって死んでしまう。

まとめ

行き過ぎた風俗取締令によって、庶民たちの娯楽は奪われ、寄席や歌舞伎の演者、恋愛小説作者らが次々弾圧されてしまった。

 

当然、庶民からは大きな不満が寄せられることになったし、心も荒んでいった。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*