江戸幕府の職制ー旗本役ー

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前回・前々回で大名役の職務内容について見てきたね。今回は旗本が就く「旗本役」について説明していくよ。

 

旗本役はほとんどが老中の下にある部署で、とても数が多い・・・!

そこで!旗本役の中でも特に重要な役職に絞って説明していくことにしよう。

 

まず重要なのが、前回の寺社奉行のところでもちょっと触れた「三奉行」の残り二つ、「町奉行」「勘定奉行」。そして、大名や旗本を監察するための役職、「大目付」「目付」が登場するよ。

 

町奉行・勘定奉行

 

・町奉行

この役職、めちゃくちゃ大変。なんと、いまでいう東京都庁がやってる仕事と、東京高裁がやっている仕事と、おまけに警察の仕事をまとめてとりあつかってるようなものなんだ!

主な仕事は、江戸の市政(司法・行政・治安維持)を扱うこと。ただその職務内容だけに、この役職の地位は高い。

 

・勘定奉行

これは役職名からイメージしやすいね!幕領(幕府の支配している)土地の租税徴収や訴訟を担当したよ。

この勘定奉行の下に、「郡代」「代官」っていう役職があるんだけど、これも重要。

 

代官は幕領の「農村」の税金徴取と訴訟の担当。時代劇とかで「おぬしも悪よのう・・・」「いえいえお代官様ほどでは・・・」みたいなことやってるあの悪代官はこの役職のこと。(笑)

郡代は、代官が担当するよりも大きい地域を担当する役職で、仕事内容は代官と同じ感じ。

 

 

大目付・目付

 

・大目付

大目付の主な仕事は、「大名と老中の監察」。直属の上司である老中も監察しているってのはちょっと驚きだよね。

将軍に直訴(手続きすっ飛ばして将軍に直接物を言うこと)ができる力をもっているよ。

 

・目付

目付は上司が老中じゃなくて若年寄になってる珍しいやつ。主な内容は、「役職に就いてる旗本の監察」。こっちは大目付と違って将軍に直訴する権限は持ってないけど、老中に意見を言うことができるよ。

 

 

ここで!実は三奉行と大目付・目付に絡んで重要なものが一つあるんだ!

その名も評定所。

今でいう最高裁判所みたいなもので、三奉行が独自では判断できない訴訟を、老中・三奉行・大目付・目付がみんなで話し合って決める超大掛かりな裁判だよ。

 

 

遠国奉行・城代

まずちょっと注意!遠国(おんごく)奉行は、地方の奉行(京都や大阪など地方の大都市)をまとめた呼び名だよ。

主な仕事としては、それぞれの都市の政務担当。

 

それから城代なんだけど、これは大坂城代以外の「京都城代」「二条城代」のこと。これは大坂城代と違って老中の下にある役職だから気を付けてね!

主な仕事は大坂城代でみた内容と同じ!西国の監視だね。

 

 

さて!これで旗本役の重要な役職の説明が終了!

三回にわたって江戸幕府の職制について見てきたけど、ちゃんと整理できたかな?

一字一句すべてを覚える必要はないけど、役職のイメージや重要なところはしっかり理解しておこう!

 

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