先土器時代

縄文文化の”6区分”、縄文土器についてわかりやすく。

縄文時代と一言にいっても、実は6つの期間に区分けされている。

 

縄文時代に関する研究が始まった当初は前期・中期・後期の3つしかなかったんだけど、発見される土器や資料などに対する研究が進んだ結果、現在では6つになった。

 

今回は、縄文時代6区分それぞれの特徴についてざっくり説明していくよ。

縄文時代の6区分

 

縄文時代は、

  • 草創期
  • 早期
  • 前期
  • 中期
  • 後期
  • 晩期

この6つで成り立っている。

 

どうしてこのように分けられたのか。

実は、「土器」が関係している。

 

縄文時代に作られた土器は、この6つの期間それぞれで異なった特徴を持っている。

 

つまりこの時期区分は、「土器の種類による区分」ということを頭に入れておいてほしい。

縄文時代を単純に6等分したわけではないので注意だ。

 

AMS法(以前話したアレね)で測定した結果、おおよそ

  • 草創期・・・1万5000年前~1万2000年前
  • 早期 ・・・1万2000年前~7000年前
  • 前期 ・・・7000年前~5500年前
  • 中期 ・・・4500年前~3300年前
  • 後期 ・・・4500年前~3300年前
  • 晩期 ・・・3300年前~2800年前

となっている。

 

それぞれの区分での土器の特徴

縄文土器の全体的な特徴として、

  • 低温で焼かれている
  • 黒褐色
  • 厚手

がある。

しかし、土器の形や文様は時期によって大きく異なる。

 

草創期

約1万2000年前のものとされる、日本の歴史の中でも最も古いレベルの土器。

丸底で深い形をしている。さらに、年度をひも状にしてくっつけた文様が特徴(隆起線紋土器ともいう)。

 

早期

画像のように、草創期のものと比べて先端が尖っているのがわかるね(尖底深鉢土器)。

草創期の土器が丸底だったために地面に置いたりすると不安定だったんだけど、早期の土器は地面に先っちょを差し込んで使う。

 

前期

平底になって置いても安定する形に。「縄の紋様」が非常に鮮明になって、口の部分も豪華になってきたね。

関東地方などで広まった。

 

中期

ここにきて一気に装飾が豪華に。なんとも中二病感あふれるデザインだ。

まじめな話、この土器は炎が燃え盛るような形をしているため火炎土器とも言われているよ。

 

また、草創期から中期にかけてだんだん土器も大型化してきている。

 

後期

後期に入ると、今までと打って変わって小型化し、実用性がアップした。

デザインも落ち着いているのが特徴として挙げられる。

 

画像の土器は注口土器と言われる。

 

晩期

晩期では後期よりもさらに小型化、かつ芸術性の高い土器に昇華した。

紋様も複雑化して、より精巧になった。

 

画像の土器は亀ヶ岡式土器と呼ばれるものだ。

https://www.sekainorekisi.com/my_keywords/%E7%B8%84%E6%96%87%E5%9C%9F%E5%99%A8/

いろいろな年代測定法!年輪年代測定法って?

前回は、放射性炭素年代測定をさらに発展させた、AMS法について見てきたね。

加速器という機械を使って、放射性の炭素であるC14の数を直に数える、という手法だったよね。

 

この方法が確立されたことで、測定にかかる時間を大幅に短縮して、さらに精度もより高めることができたんだった。

 

さて、今回紹介するのは前回まで見てきた放射性年代測定とは別のアプローチの年代測定法である、年輪年代測定法について見ていくよ。

年輪年代法はとっても正確!

放射性炭素年代測定の弱点は、いくら精度が増したとはいっても数十年単位、または数百年単位で「ズレ」が発生してしまうこと。

 

これに対して、年輪年代測定法は非常に正確

年輪、ってのは木が成長する際にできる輪っか状の模様のことだ。

 

特に、一年に一つできる輪っかを年輪と言って、これを数えればその木が樹齢何年なのかを知ることができる。

世界最古クラスの樹木になると、なんと5000年前から生えていたものもあるという。

 

これを放射性炭素年代測定と組み合わせることで、ものすごく正確な年代測定が行えるんだ。

年輪からは樹齢以外にも分かることがある

年輪年代法のスゴイところは、ただその木の樹齢がわかるだけじゃないという点。

その樹木が生きてきた中であった様々な天候や気候の状況、それが年輪に反映されているんだ。

 

だから、年輪を見ることでその時代の様子を把握することができるというわけだ。

 

放射性炭素、年輪、さらにここでは取り上げなかった様々な方法を組み合わせることで、年代測定は成り立っているんだ。

 

いろいろな年代測定法!AMS法で高効率化

前回は、放射性炭素年代測定の基本的なやり方について見てきたね。

放射性物質のもつ、「半減期」を利用した年代測定法だった。

 

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