元寇(蒙古襲来)とは?文永の役をわかりやすく。対馬の惨劇

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鎌倉時代に起きた一大事件と言ったらまずこれだろうね。

 

元寇(げんこう)。蒙古襲来と言ったりもする。

当時中国大陸を仕切っていたモンゴル帝国と高麗(朝鮮)が2回行った、日本への侵攻のことだね。

 

古代以降、何百年も外国と戦争なんてしてこなかったから、鎌倉時代の人々にとっては前代未聞レベルの大事件だったわけだ。

文永の役、弘安の役の2つあるんだけど、そのうち今回は文永の役について詳しく見ていくよ。

 

元寇が起きた理由

 

13世紀の半ば頃、今でいう中国大陸の大半はモンゴル帝国が中国に打ち立てた「元」という国によって支配されていた。

というか、モンゴル帝国はこのころヨーロッパのポーランドらへんまでを自分の領土にしていた。

 

当時世界最大の領土を持つ国、それがモンゴル帝国だった。

 

そんな中で、南宋(中国大陸の南側)が元の侵略に激しく抵抗していた。

元はこの南宋を攻略するために、日本も元の支配下に置こうと考えた。

 

当時、元のボスだったフビライ・ハンは日本に手紙を送る。

内容は、

 

「よぉ日本。俺たちモンゴル帝国&元は、近隣の国々と仲良くする素晴らしい国で、最近じゃヨーロッパの国なんかも俺たちの強さに惚れて属国になってる。

なのにお前ら日本は、なんで俺たちモンゴルと国交を結ばないんだ?昔から中国や朝鮮と交流あっただろ?

せっかくだから仲良くしようぜ~。

 

あ、もしこの誘い断ったら侵略するからな。

という感じ。

 

なんと強引な。

 

これを受け取った日本はどうしたかというと・・・。

無視。

 

日本はモンゴル帝国(元)がどれだけ強いか、どれだけデカいかを知らなかったんで「攻めてくるっていうなら返り討ちにするまでよ!」と考えたわけだね。

 

この対応を受けたモンゴルは「え?国交を結ばないとかならともかく音沙汰なしってどゆこと?」と疑問符だらけ。

そのあと何度か日本に使者を送るんだけど、毎回毎回̪シカトされて帰ってくる。

 

流石にこの時点でフビライも「あ、コイツら国交結ぶ気ないな」と分かったので、1年くらいスパイを送り込んで情報を得てから、日本侵略に乗り出す。

 

文永の役

 

1274年、対馬と壱岐に元と高麗の連合軍が襲来した。

 

対馬も壱岐も、九州の北部にある島。

特に対馬は朝鮮半島にめちゃくちゃ近い。

 

そういう地理条件から、対馬と壱岐は元軍が九州に攻め入るための中継として攻撃を受けたんだ。

対馬や壱岐には武士がほとんどいなくて、ほとんど為すすべもなく住民は殺されてしまった。

 

それどころか、捕虜にした女性を元軍の船の縁に立たせて、日本側の武士が矢を射れないようにするという極悪非道の作戦も展開する。

 

で、対馬→壱岐と進軍してきた元軍はついに九州の博多湾に入ってくる。

これに対して日本側も武士を集めて対抗しようとしたんだけど・・・。

 

もう一方的に元軍が有利。

コテンパンにやられてしまった。

 

文永の役で日本がコテンパンにされた理由

 

なんでこんなにボロ負けしたのかという話になると、必ず理由として挙げられるのは

「日本の伝統的で独特な戦い方」「新型武器」の2つ。

 

まず、鎌倉時代の武士は一騎打ち(戦う武士は名乗ってから1vs1で戦う方式)だったから、元の大軍の前に一人で飛び出す者が後を絶たなかったらしい。

あと、武士は一番最初に相手に攻め込んで手柄を立てることが良しとされていたんで、みんなで協力して戦うという考えが毛頭なかった。

 

だから元軍のマルチプレイにあっさりやられてしまうわけだ。

 

もう一つの理由である新型武器。

これは元軍が使っていた「てつはう」という“爆弾”のことだ。

 

手で投げたり転がせる程度の大きさで、基本的には爆音と光で日本の武士をビビらせる為に使われた、と言われている。

ただ一方で殺傷力も高かったんじゃないかって言う人もいる。

 

まあいずれにせよ、武士にとって見たこともない爆弾を使われたんで混乱してしまったわけだ。

 

突然の暴風雨

ただ一方的に日本がやられてはいたものの、元が想定していたより日本の武士は強くてしぶとかった。

ちょっと物資的にも困り始めたので、元軍は「一旦帰ろうかな・・・」と考えた。

 

で、博多湾を出て少ししたとき、元軍の艦隊が突然暴風雨に襲われる。

この影響で多くの船が沈没してしまい、艦隊が壊滅的な被害を受けることになる。

 

日本ではこの暴風雨を神風(かみかぜ)なんて呼んだりすることもあるよ。

 

かくして、日本への第一次元寇は(ラッキーなことに)なんとか退けることができた。

 

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